「ギアッチョまた仕事なんでしょ」
「あ"?」
「仕事ばっかりじゃんかーこのぐるぐる頭ー薄給のくせにーー」
「薄給は関係ねぇだろうがよ〜〜!」


ギアッチョは昨日もその前も仕事だった。どうせ暗殺チームに入る給料なんて同じなんだからリーダーの命令なんて無視して私にもう少し構うべき。
朝食を食べるギアッチョの背中にチョップを入れて立ち去ろうとするとギアッチョの口からこんな言葉が飛び出した。


「今日明日、休み入れた」
「えっ、仕事は?」
「明後日までねぇっての」


ギアッチョが休みを取った。その事が嬉しかった。何をして過ごそうか、ドライブでもいいし、ショッピングでもいい。あとは家でゆっくりしてるのもいいな。


「ねえ、ギアッチョ」
「ん?」
「今日は休んで明日はどこかに出掛けよう?」
「おー」


ギアッチョの笑みに私も釣られて笑う。
幸せな朝の出来事。




「あ、ちゃんと夜も空いてるよね?」
「あ"?」






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