2011.08.13 どうなも


ないのですが、なんとなく響王の甘いのを書きたい季節。て言って私の甘いはただのだらだらなんですが。というわけで小ネタ。


「ソフトクリームとかき氷、どっちが好きですか。」
「おや、買ってくれるのかい」
「誰が言ったんですかそんなこと。単にどっちが好きかの話ですよ」
「ふうん。」
「俺はかき氷かなあ」
「僕はソフトクリームの方がいいけど」
どうして、というとかき氷は溶けてもおいしいというから。僕は溶けないうちに食べてしまえばいいといった。愛のかたちには違いがある。それを同じでなければ嫌だというようまで幼い価値観は持っていないけれど。
「…暑いなあ」
「もう僕の部屋に行った方が良くない?」
「いやです!クーラー付けるとお腹痛くなるでしょ」
「オデコくん、僕より2つも年下だよね。」
「ん、む。そうですけど」
たまにこの意見の合わない様に辟易する。きっと好きだの強さも違って、それはきっとずっとイコールにはならないんだろう。
「僕は若者らしく夏を愛したいなあ」
「俺は例年みたく夏を乗り切りたいです」
「…」
「……」
「君の見てる世界と僕の見てるそれは違うみたいだね」
「そんなもんでしょう」
「でも傍は離れないんだよね」
「…そんなもんでしょう。」
「ふふ。」
「なんですかもう。ああ、麦茶でも飲みましょう」
「あれ、かき氷は、ソフトクリームは?」
「買ってきてください」
「はいはい、じゃあもうちょっと一緒にいられるね」
永遠を誓おうとかそういう間柄ではない。でも彼がいなければとても生きてはいけない。僕はひどく困るだろう。そして僕がいなくなってもオデコくんは非常に動揺するだろう。オデコくんが女の子ならもっと力を入れて、引き止めようとか守ってやろうとか思うんだけど彼はそうではないから。大事なのには変わりないのだけれど。
「…牙琉検事?」
「ん、」
「かき氷、俺も行きます。」


離れ難いという。




ところで実家はいいですね…!楽だわあ←


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