女子の悩み

「サッチはおっぱいおっきくていいね」

サッチの豊満な胸を見て、ぽつりとエースが言った。

「エースだって十分あるじゃない」

「でもサッチに比べたら小さい」

サッチの言葉に、自分の胸に手を当て、眉を下げるエース。

「そんな顔しないの。それに、それを言ったらマルコはどうなるのよ?」

マルコの胸に手を伸ばすサッチ。

「ちょっ、触るんじゃないよい」

「でもぉ」

それでもまだ不満気なエースにマルコが声をかける。

「サッチの言うとおりだよい、エース。お前さんは十分いい体してるよい?こんな牛みたいになることなんてないよい」

「ちょっとひどい!」

「本当のことでしょい?」

「でもオヤジだっておっきい方がいいって思ってるんじゃない?男の人ってそうなんでしょ?」

「オヤジはそんなことで判断したりしないよい」

「でもナースの姉さんたちも大きいよ?」

「・・・・・・・・・」

「そんなに大きくしたいの?エース」

黙ったマルコの代わりに、サッチがエースに問う。

「うん!」

「じゃ、手伝ってあげる」

「ひゃっ!」

エースの胸に手を回し、揉み始めるサッチ。

「やっ!サッチ、くすぐったい!・・・あっ!」

「我慢、我慢。揉むとおっきくなるんだから」

「本当?」

「ホ・ン・ト!」

「ちょっと、何してんのよい」

「何って、いつもやってることじゃない」

「いつも?」

サッチの言葉にエースが疑問符を浮かべる。

「マルコにもよくこうしたげてるの。でもなかなか大きくならないのよね〜」

「そうなの?マルコ」

「・・・悪かったねい」

エースが驚いてマルコを見ると、恥ずかしそうに顔を赤らめていた。

「マルコも気にしてたんだ・・・」

「胸がなくても綺麗な脚があるんだからいいじゃないって言うのにね」

「だって、やっぱりちょっとくらいは大きくしたいのよい」

どんどん顔が赤くなり、声が小さくなっていくマルコ。

「なら、私も揉んだげる!」

「あっ、エース!」

サッチの手からすり抜け、エースがマルコの胸を掴む。

「こんな感じ?」

もみもみと優しく胸を揉みながら、尋ねる。

「もっと強くしてもいいよ、このぐらいね」

サッチがエースと反対側のマルコの胸に手を当て、実践してみせる。

「あっ、やぁ!」

サッチの手の動きに、マルコが声を上げる。

「こう?」

「そうそう」

「ちょっと、二人とも、やめ・・・」

「二人でやれば、刺激があっていいかもね」

「そうだね。マルコ、私がんばってマルコの胸おっきくしたげるね!」

笑う二人に反論を封じられたマルコは、そのままなされるがままになるしかなかった。


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