Brothers and sisters 2

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「直。遊びに来たぞ」
「跡部か」

けいおじちゃんだーと玄関に走りに行って玄関を開けに行った。いらっしゃーいと跡部の腕を引っ張って、直と一緒にリビングに上がって来た。

「適当に座れよ」

そう言って、お茶を準備するためキッチンに向かう。今日うい仕事だぞ? 知ってる。今日お前休み?

「おう。跡部も休みか?」
「ああ、そうだ。今日はこの間のお礼に。コレ持ってきた」

ん。と渡された手土産。また高級そうな……。最初はこういう生活は慣れなかったものの、意外とすんなりと慣れた。住めば都ってやつだな。何より大好きなういが隣にいて、子供がいて俺はつくづく幸せ者だと思う。

「聞いたぜ。彼女と別れたんだって?」
「その話は止めろ。直こっち来い」

直は跡部の膝の上に座る。大きくなったら俺の会社よろしくななんて言い出す跡部。おじちゃんのかいしゃ? と首をかしげる直。お茶を淹れて跡部に出す。

「おいおい。そう言う事吹き込むなよ」
「冗談だよ。まぁ、継いで欲しいのは変わらないけど。もう俺結婚する気起きねぇんだよ」
「まだ26だぜ?頑張れよ」
「最近まで付き合ってたのが一番本気だったんだよ。もう一生独身でいいぜ」

26で結婚を諦めるとか早くないか? せめて30くらいで焦るのが普通じゃないのか?

「姉さんに怒られそうだぜ。まだ26でしょ? ってな。」
「そうだな。アイツ結構年齢気にしてるし。今28だっけか」
「結婚してるんだから別にいいじゃねーか。なぁ?」

直に同意を求めようと顔を覗き込む跡部。直は、意味をわかっていないのに跡部の真似をしてなぁ? と返している。(そんな姿さえ可愛いと思った。俺もたいがい親バカだ)それにしても直は跡部によく懐いている。直と跡部が遊び始めたのを横目に(跡部が子供と遊ぶ図はいつ見ても笑えてくるな)していると、携帯が鳴った。

「もしもし?」
《もしもし? 亮?》
「あぁ。今跡部来てるぞ。」
《そうなの? 夜も空いてるみたいだったら、ウチでご飯食べていくよう言っておいてよ。今日夜鍋にするから》

跡部、夜も暇か? あぁ、空いてるぞ? 今日夕飯鍋だから食ってけってよ。おじちゃんよるまでいっしょなのー? 良かったな、直。ん。じゃぁ、気を付けて。残りも頑張れよ。ん? 適当に材料? わかった。電話を切って直と跡部に買い物に行くけど一緒に行くか? と声をかける。

「ぼくいく! けいおじちゃんもいこ?」
「あぁ、いいぜ。」


Brothers and sisters 2
(宍戸幸せそうだな)
(ああ。だな)
(パパ、おじちゃんはやくいくよー)

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