跡部会長と副会長

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「そういえば、私会長のテニスしている姿見た事ないですね」
「はぁ?普段から俺様に興味無いくせに」
「えぇ、まぁそうですけど。でも単純にスポーツしている男の人は好きです」
「お前好きな男のタイプは?」
「そうですね。忍足君なんか結構……」
「マジかよ。趣味悪ィ」
「何でそんな事言うんですか。それに忍足君のテニスしているとこも見た事ないんですよね」
「お前がテニス部に興味無い事は良く知ってる。けどな、忍足は止めといた方がいいぞ」
「そんな会長が決め付けないでくださいよ」
「忍足にどういうイメージ持ってんだ?」
「どうって……。まず顔が好みです。もの静かで気遣いとか出来そうな感じです」
「ホントにイメージなんだな」
「だって話した事ないですし。で、何で忍足君は止めとけ。何ですか?」
「黙ってれば顔はいいとしよう。もの静かなのは変態な事を考えてる時間が多いからだ。今度良く見てみろよ。アイツ若干ニヤけてるからな。気遣い……な。出来るヤツだが、それを覆すくらい変態だ。あぁ、お前岳人と同じクラスだよな?」
「岳人……。向日君ですね」
「そうだ。岳人は忍足とダブルスのペアだ。忍足がどういうヤツかきっちり教えてもらえると思うぜ」
「参考にさせてもらいます」
「……ついでだが俺様にはどんなイメージ持ってんだ」
「イメージはそのまま俺様です。実際しゃべってみたらただの努力家な方でしたね。テニス部の話をしている会長は顔が輝いてますから」

(だからテニスしている姿が見たいんですよ)


・ちょっと跡部が負けたみたいになってればいい
・跡部でがっくんの事何て呼んでましたっけ?

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