仕事着の好みはございますか?

あいつがいるのは不愉快極まりないが別に今回はそれほど、腹立しくない。そして、言っておくが俺はこいつみたいな変態野郎ではない。ただ、正しいことが好きなだけだ。王国乗っ取ろうとすることは正しいことではないがな。まぁ、今はそんな話しはどうでもいい。オールサンデーもいないことだし。たっぷり楽しもうじゃないか。

「最近のメイド服とやらはスカートが短すぎて好かなかったんだよな」

この意見には俺も同意だ。俺のところで雑務として働かせているウイに特に着せようとは思ってはいなかったが、ドフラミンゴがわざわざオーダーメイドで作らせたそうなので、着せてみせることにした。これなら私でも着れそうですと自分の部屋へと着替えに行ったウイ。

「たまには気が利くじゃねぇか」

見た目が良かったら他にも何着か作ってもらうか。扉が開いてウイが入ってくる。無地で黒のロングスカートに白のエプロン。これといった特徴はないがなかなか似合っている。そんな意味合いを込めて頭を撫でてやるとウイは嬉しそうに笑う。次の瞬間ふっと動いたウイ。ドフラミンゴを見ると能力で操っておりウイを抱き寄せた。不機嫌になる俺を見て嬉しそうに笑っている。

「ウイちゃんとっても似合ってるよ」

そう言われたウイはさっき俺に見せた笑顔を鳥野郎に見せる。気にくわねぇ。今にも変な気を起こしそうなドフラミンゴからウイを引き剥がす。不気味な笑いを浮かべているドフラミンゴは俺も気に入ったから他にも出来たらまた持ってくると出て行った。

「最近のメイド服は短すぎて着れませんからねー。私もこっちの方が好みです。あっ、でもクロコダイルさんのご趣味に合わせますよ?」
「早く仕事に戻れ。……裾踏むなよ」


仕事着の好みはございますか?




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