イチゴのタルトを召し上がれ
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最近構ってくれない大佐。たしぎさんに相談をしてみたら、興味はなさそうですがハロウィンを一緒に楽しんでみたらとの返事が来た。
「ウイ……。大佐の彼女みたいね」
そう私は彼女ではない。あくまで大佐と遊びたいだけなのだ。すごい迷惑そうにしながらも何だかんだ遊んでくれる大佐が大好きだ。
「海水でもかけたら、イタズラになるかな?」
「それはただの嫌がらせよ」
いたずらの用意(バケツ一杯の海水)も準備バッチリ。私は今スモーカー大佐の職務室の前に立っている。今日も元気よく職務室の扉を開ける。
「ノックをしろといつも言ってるだろ!」
「大佐!トリックオアトリート!」
人の話しを聞けと続いた言葉を無視して、両手を差し出す。早く何かくれないといたずらしますよ。とスマイル付きで大佐にお菓子をねだる。大佐は私の傍らにあるバケツに顔を引き攣らせている。絶対にお菓子など用意をしていないハズ。しかし、チラッと職務室にある小さな冷蔵庫に視線を送りそれを顎で示した。私は頭に?を浮かべながら冷蔵庫に手をかける。開くとそこには小さな箱。
「大佐、私が来るの知ってたんですか?」
「たまたま差し入れでもらっただけだ。さっさと食って出ていけ」
目の前のケーキにしか頭がいっていない私はさして大佐の言葉を気にせずケーキを頬張った。
イチゴのタルトを召し上がれ
外回り中
(スモーカー大佐。明日お菓子を用意しないと海水かけられますよ)
(あぁ?何の話しだ?)
(明日はハロウィンなんです。また構ってって来ますよ。ほら、そこのケーキ屋なんてどうです?)
ケーキ屋に似ても似つかない姿があったハロウィン前日の話
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たしぎちゃんGJ
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