雪の日

砂漠は暑いものとばかり思われているが、夜は寒いのだ。そして雪だって降る。そして、寒い。とにかく寒い。

「寒いよー」
「そうね。さっきより雪の強さも増してるみたい」

夕食も終え、ロビンさんとティータイム。クロコダイルさんはこの雪の中外へと出かけて行った。帰りは多くなるらしい。何時に帰るか聞くの忘れた。

「クロコダイルさん今頃イライラしてそうですね。雨も雪も同じだし」
「おもしろいじゃない。雪にキレてるボス」

ふふと上品に笑うロビンさん。いつ見ても完璧な女性だな。残っていた紅茶を流し込み窓際に行ってみると、自分を纏っている空気が冷たくなった。窓ガラスは曇っていて外との気温差がよくわかる 。窓ガラスに適当に落書きをして息をかけて曇らせると子どもじみたことを繰り返す。

「ウイ、紅茶おかわりいる?」
「じゃあ、いただきます。そういえばこの間ドフラミンゴさんが持って来てくれたクッキー余ってますよね?」

そうね。食べてしまいしょうかとロビンさんの言葉に賛成し、私はクッキーの箱を取りに扉を開けた。


雪の日
(ゆっくりとティータイム)





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