遠い存在

.
前の席の手塚君。私のクラスは担任の意向で男女バラバラな席順になっている。私の席は窓側の一番後ろだ。手塚君は生徒会長であり、あの有名な男子テニス部の部長だ。私はそんな手塚君とは至って真逆。勉強も出来なければ、文化部の幽霊部員と来たモノだ。

「美鈴。プリントだ」
「あっ、ごめん」

ボーッとしていて気づかなかった前から回って来たプリント。生徒会からのお知らせとある。手塚君の中学生とは思えないほどの文体のコメントを見つめた。


遠い存在
(前の席にいる君のコト)

+++
プチ小説に繋がってます。場所はすぐわかると思います。

.




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -