猫撫で声で
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「お前猫みたいだな」
「へ?」
俺のベッドの上でゴロゴロしているういを見て思った。本当にそうだ。俺が彼氏なのに、他の男に食べ物をもらえるとなったら着いていってしまうし、全然近づいてこない時もあれば構えとうっとうしい時もある。……そうとうな気分屋。
「にゃ?」
「……!?」
「いや、景吾が猫見たいだって言うから」
そんなに首を傾げて可愛く言われたらどうしたらいいんだ。こんな男の部屋で俺のベッドの上で。誘ってるのか……? ベッドの上にいるういの隣に座って顎の下を撫でる。くすぐったそうにしているういはますます猫みたいだ。
「そんなとこ触らないでよ」
「猫はこういうとこ触ると喜ぶじゃねぇか」
「“猫は”でしょ。私人間だし」
「あ?お前は俺の飼い猫だろ?」
「そうですね。ごしゅじんさまー」
猫撫で声で、
(溜まらなくなってういの)
(首筋に噛みついた)
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0222の猫の日
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