誘惑作戦
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「あのね……」
俺は静かに息を飲む。
「……比呂士君がシてくれないの」
ゴホッゴホッ。飲んでいたお茶をむせてしまった。周りに聞かれていないかと周りをキョロキョロしながら、口まわりをふく。いきなり相談があるって呼び出されて来たら、急に何言い出すんじゃ。この人は。
「相談ってそれの事か?」
「うん」
あとから言って恥ずかしくなったのか顔がどんどん赤くなるういちゃん。
「私って魅力ないのかな。付き合ってもう1年なのに」
「柳生は紳士じゃからの。大切にしたいとかじゃないかのう?」
「それでもやっぱり心配だよ」
「だったら、こっちから誘惑作戦じゃ。」
そう言って俺は買い物に連れ出した。
買った物それは、ちょっと胸元が開いていて、色はベビーピンクのミニスカルームウェア。このちょっとが重要なんじゃ。チラリズムも重要じゃからな
仁王君との買い物で買ったルームウェア。仁王君曰くお風呂上がりに着るのが重要だという事で、お風呂上がりに着てみた……のはいいんだけど、いざ比呂士君の前に行こうとしたら緊張してしまって、扉の前でウロウロしている。
「ういさん。お風呂上がったんですか?」
扉の向こうから聞こえた声。うん、と言ったら声が裏返ってしまった。もう、着替えようと思った時向こうから扉が開いてしまった。
誘惑作戦
(上手くいったかのう……)
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別にピロシとのにゃんにゃんは書きません。書けないからなんだけど… 泣 ピロシの彼女が仁王にそういう事相談したら面白そうだなーって思っただけです。
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