女の子の憧れのひとつ

そういえば私秀一さんの家に行ったことないので行って見たいです。なんて、言うんじゃなかった。ちょっと後悔している。何だ。この広さ。家族で住んでも余るような広さだ。そういえばそうだなと連れて来られた秀一さんの家は30階建てのマンションの29階。最上階ではないものエフビーアイってそんなにお給料いいの。でも、元々の仕事は海外だから向こうにも家があるはずだ。聞いてみたら同じような感じの家だという。なんていうこと。

「そこのソファにでも座っていてくれ。コーヒーでも淹れるな」

黒を基調とした部屋でまるでモデルルームのよう。でもどこか物が少ないところは私の部屋に似ているかも。物がなくてすごく広く感じるけど。あまりキョロキョロするのもなんなので、言われたとおりソファに座る。うん。なんかこのソファにしろ全ての家具が高そうに見えるけど。秀一さんがコーヒーを持ってきてくれて隣に座る。特にすることがないな。

「秀一さん。部屋の掃除とか大変じゃないですか?」
「そうでもないがな。そうだ。俺明日仕事が夕方からだから朝大学まで送って行ってやるから泊まっていくか?」

明日の着替えはこのままで構わないが私の今日の格好は上はブラウス。下はキュロット。とても寝れる格好ではない。それを伝えると秀一さんの大きめのTシャツならワンピースみたいに着れるだろうという話しにおさまり泊まって行くことになった。


女の子の憧れのひとつ








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