赤くなった顔に責任を

きっとどこの学校にでもある1つは賑やかになる授業。先生の雑談が多かったり生徒と先生の掛け合いが多い授業だったり。私の学校は英語の授業がとても賑やかだ。生徒がしゃべり先生が乗っかるそんな授業。この間そんな授業があまり好きではなそうな弦一郎に英語の授業ってあんなだけど好き? と聞いてみた事がある。意外にも楽しく英語が覚えられて楽しいと返ってきた。

とにかく今も英語の授業でいつもと変わらず授業は進んでいる。私は結構周りや先生に絡むタイプだけど今日はどうしても眠く授業開始から睡魔と戦っていた。あー、もう眠い。寝てしまおう。そう机に突っ伏したと同時に隣の弦一郎に起こされてしまった。

「おい。起きろ」
「無理」
「また遅くまでゲームなどしていたのか」
「うん。そう」
「あれほど早く寝ろと言ったのがわからなかったのか」
「ごめん」

弦一郎とそんなやり取りをしていても目が覚めてくれるわけでもなく。着実に睡魔が襲ってくる。とりあえずノー トよろしくとそれだけ言ってそのまま睡魔に負けた。

終了のチャイムがなり、周りと比べて少し遅めにフラフラと起立をする。眠たい目をこじ開けて時間割を確認すると次は寝ていられない先生の授業、数学。次の時間の為に体力を温存しておこうと放課も寝ようと席に座るなり寝る体制に入る。しかしさっきの授業を潰した勢いで寝てしまい、深い眠りに入れない。目をつぶって突っ伏したままにしていたら隣から弦一郎と柳生の声が聞こえてきた。

「珍しいですね。ういさんを起こさないなんて」
「どうせ、起こしても起きんからな」
「そうですか」
「それに後から一緒に勉強するのも楽しいものでな」
「何か真田君丸くなりましたね」


赤くなった顔に責任を
(次の授業までにどうにかしないと)





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