ご主人様とじゃれる?

ドフラミンゴさん家の飼い猫は今日も……

今日は珍しくご主人様にじゃれています。強制的に。

「うー…………」
「そんなに不機嫌になるなよ」

最近のウイに不満を持っていた俺は、ソファーでゴロゴロしているウイの下に座り込み、指をくいっと動かす。ウイの体はウイの意志に関係なく動き、俺の上に座らせ首に手を回させた。俺とウイはかなり身長差があるためウイは少し立ち上がり気味になっている。

「はーなーしーてー」

とりあえずその言葉に能力を解くとウイの体は力なく座り込んだ。逃げないように腕を背中に回す。腕の中から小さい声で逃げないよと聞こえた。

「本当か?」
「本当だよ」

その言葉を信じ俺は恐る恐る力を緩めていく。ウイは逃げる素振りは見せず逆に俺の胸に顔をうずめてきた。こんな可愛いことされたら堪らない。

「ウイはちゃんと俺のこと好きだよな?」

……あのドフラミンゴさんが弱気になっているとクスクス笑いだした。あー俺もあいつらと一緒だ。

「大好きですよ」
「知ってる」
「それでこそドフラミンゴさんです」

今日もドフラミンゴさんの家は平和です。



戻る
×


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -