お家で会話

「総悟ー。ご飯持ってきたよー」
「ありがと。上がんな」

もう食べるよね? と聞くと食べると返って来たのでお皿に盛り付ける。作ったのは私のお母さんだけどね。

「あとでおばさんにお礼言っといてくれい」
「うん。わかった」

私もここで食べるつもりで来たので一緒に食べ始めることにした。この後は課題やらないとな。

「今日は泊まってくのか?」
「ううん。帰って課題しないとだから帰るよ」
「課題かー。ウチでやればいいでさぁ。何の教科だ?」
「数学」

見てやるから持ってこいなんて。こういう時担当学年が違うと楽だよね。ご飯を食べて総悟が後片付けをしている間に課題を取りに行った。

「わかんないとこあったらいつでも聞けよ」
「うん」

高校に入って少し勉強は難しくなったけどあまり問題なくついていけてるから問題はない。別のとこに問題はあるけど。

「そう言えば先輩たち最近地味に総悟に絡まれるから勘弁して欲しいって言ってたよ」
「いや、よく知った仲になると話しかけやすくてどうもな」
「わからなくはないけど」

銀ちゃんが担任だけど授業は他の先生が来るから朝と帰りしか教室来ないし。土方さんは1年の日本史担当だけど特にしゃべりかけられるとかはないし。

「でも総悟が授業するのは変な感じかも。まゆ先輩がめっちゃ嫌がってた」
「こっちとしてもういがいたらやりずらくてしょうがねーや。教師が特定の生徒に話しかけるのもあれだから向こうから来てくれるのが1番なんだけど」

いやいや、あなた達4人普段目立たない私達が話しかけるのもかなり勇気がいることも忘れないで欲しい。

「まゆ先輩から聞いてはいましたけど入学してからかなり実感湧いたよ」

人気教師が彼氏っていうのは大変なんだなって。






「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -