仲間が増えました

「まゆおはよー」
「ああういおはよー」
「あれ? うい、三上さんと仲良かったっけ?」
「え? ああうん。この間ちょっとしゃべる機会があってね」

ってか担任とも会いづらいんだけど。チャイムがなって少しすると担任の沖田先生が入ってくる。

「座れー」

この女子人気が高い我らが担任沖田先生。なんとこの学校の生徒と付き合っていた。しかもしーちゃんの友達。さっきのまゆは坂田先生の彼女だった。わぁびっくり。

どうやら坂田先生と沖田先生が私としーちゃんの体育祭の時の行動を見て何かを勘ぐったらしく2人からカミングアウトしたんだとか。沖田先生除いて3人は同じ学校出身で同僚。沖田先生はこの3人の後輩にあたり元々仲が良かったそう。

そんなこんなでこの間の日曜この4人が彼女同士を合わせてしまおうと考えたらしく顔を合わせたわけだ。

銀さんと沖田さんの彼女の2人は私としーちゃんみたいな関係で4人仲良くなるなのは早かった。

この日曜のご飯会。担任が目の前にいるのがとても変な感じだったけど。

「じゃあ、まゆ大変だね。現国の時間」
「そうなんだよ。しかもさやたら絡んでくるんだよ」
「言われてみればそうかも。って私もこれからターゲットじゃん!」

それにしても高杉さん除いて3人ともそれぞれの彼女の担任だし何か微妙な気持ちにさせてくれる。

「四季先輩もそうだったんですね」
「かなちゃんもね」
「しかも四季先輩も美鈴先輩も同棲してるのにびっくりです」
「でもかなちゃんと三上先輩も家近くで半同棲状態なんだよね?」
「うん。そう……だね」


「俺とかなは幼なじみみたいなものだからいいとして先輩3人生徒に手出したことになりますね」
「好き合ってれば合法だよ。沖田くん」
「だな」

沖田さんの言葉に坂田さんが答えそれに同意をする高杉さん。

「そんな目で見るなよ。総悟」
「俺は土方さんが一番意外ですけどね」

おお。沖田さんに攻撃されてるよ。トシさん。まぁ、1番真面目だから意外と言えば意外か。

「4人もいれば結束も出来てバレることも少なくなくなるだろ」

高杉さんの言葉にみんな頷いた。バレることもなかなかないと思うけどよく考えると高杉さん養護教諭ですしね。教室で顔合わせる私達とは緊張感が違うわけですよ。高杉さん。





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