テスト勉強

明日からテストの子ども達はテスト勉強中。勉強に勤しんでいるのは褒めたいところだが。

「何で俺の家にくる」
「だって明日3年現国と数学あるし2年も数学あるし1年は日本史あるし」
「もう考えるのもめんどくさいので養護教諭の高杉さんのところでいいかなって」

部屋は2つあるから部屋に入ればいいけどどうも学校のことを家でされると落ち着かない。かなには黙ってるけど今回1年の保健の問題1問関わってるし。保体教える先生が欠勤し俺が代わりで駆り出されたからだが。保健室にいるのが主な仕事だが1年に1回は授業をしなければいけない。朝礼のときに健康指導して簡単に終わらせてるけど。落ち着かないと言っても現状が現状なので仕方ない。ふと時計を見ると針は13時を差している。俺も昼飯まだだけどこいつら食べたのか?

「お昼はもう食べたのか?」
「そう言えばまだだね。何かとる?」
「そのまま勉強してろ。何食いたい? 買ってくる」
「モック」
「マス」
「ラッテリア」
「コングバーガー」
「……モックでいいか。近いから。欲しいものメールしろ」

ったくあいつらは。

ドライブスルーで頼まれたものを買い帰宅。一旦休憩なーとモックの袋を見せると一斉に飛びついてきたので袋を図上にあげて取れなくしてレシートを見せる。

「ういは払わなくていいから他はきっちり払ってもらうぞ」
「高校生相手にカツアゲしてる」
「見た目からしてチンピラっぽいもんね」
「おい。ういも払え」
「申し訳ございませんでした。ありがたくいただきます」

俺だってかっこよく全員分奢ってやりたいけど給料日前で金がねーんだって。

「銀ちゃんから搾取しといて。私今お金持ってない」
「あっ私もトシさんからもらっておいて」
「総悟から頑張ってもらっておいて」

土方んとこは同棲してるからいいとしてあの2人から金もらうなんて至難の技だぞ。

「いっただきまーす」
「ごちになりまーす」

もう金のことは明日にするとしてそういえばこいつら今日泊まる気? 制服見えるのは気のせい?


次の朝起きるとリビングでそのまま寝ていた4人を起こして朝食を準備しておく。そこのコンビニで買った菓子パンだけど。

「じゃあ、俺先出るからテスト頑張れよ」
「はーい」



「土方先生おはようございます」
「おはようございます。昨日はご苦労様でした」
「あの申し訳ないんですけどこれの代金いただけませんか?」
「高杉先生そこはかっこよく奢ってくださいよー」
「そうですよー」
「テスト期間中交互に差し入れしますから」

え? 泊まりは昨日だけじゃないの?




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