日常

自分のクラスのHRを終えて職員室に戻る。今日の仕事分はまだ片付いていないからういにラインをしようと携帯を見る。するとラインにメッセージが一件入っている。

アイス買ってきて

この1文だけ。何のアイスだ? とだけ打ち送信。少ししても既読にならないので仕事に戻った。

一通り仕事を終えて時計を見ると1時間近く経っていた。職員室に残ってるのは部活の顧問をしている先生や他に仕事が残っている人のみ。周りに軽く挨拶をして職員室を出た。

車に乗り込み携帯を確認しても既読になっていない。寝てんのか? とりあえず車を発進させて家の近くのコンビニ向かう。適当なアイスを買い家に帰った。

家に帰ると部屋は真っ暗。アイス買ってきたぞと電気をつけると座椅子の上で丸まって寝ているういを見つけた。丸まっているくぼみにはリンが丸まって寝ていた。

「おい。風邪ひくぞ」

軽く体を揺するとボーッとしながら目を開けるうい。アイス買ってきたぞと先ほどと同じことを言うとありがとーと寝ぼけ声で答える。鈍く体を動かしながら座椅子に座りなおすういを見ながら買ってきたアイスを冷凍庫に入れる。リンはういの膝上に移動をする。ってか今まで寝てたから夕飯の準備してねーな。あと総悟が今日テストの成績表返したって言ってたな。夕飯か成績表か。……成績表だな。

「今日成績表返ってきてるんだよな?」
「あー沖田さんから聞いた?」

リンを持ち上げ床に移動させフラフラと立ち上がったういはリビングから出ていってしまう。扉は開けっ放し。あいつ俺の酒飲んでねーよな。リンは座椅子に移動をしてまた寝始めた。廊下の方から扉が開く音が聞こえしばらくすると扉が閉まる音が聞こえてさっきより少しマシになったういの手には成績表が。ソファーに腰をかけている俺にはいと渡される。

「相変わらず成績いいな」

社会学の点が1番高いのに少し頬が緩んでしまう。冷蔵庫から飲み物を取り出し飲んでいたういはそういえば夕飯考えてなかったと呟いた。

「外食べに行くか?」
「オムライス食べたい」

わかった。待ってろ。俺ちょっと着替えてくると部屋に入って楽な格好に着替える。リビングに戻ると上にパーカーを羽織っていた。

「行くか」
「うん」


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何か普通のヒトコマ




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