文化祭

「先生達2人で回ってるんですね!よかったらウチの喫茶店寄って行きませんか?」
「また後でな」

「しかし律儀に吹奏楽の演奏聞きに行くなんてな」
「まぁ、特に見るものないし。こういう時でないと聞く機会もねーしな。土方先生は何か見たいのないのか?」
「なんかメイド喫茶とか言ってたから行きにくいだろ。それ。っていうか恥ずかしいから来るなって言ってた」
「確かにそれはな」

席に行くと結構満席。ウチの学校の吹部は優秀だからな。

「ウチのクラスも何人かいるんだよな。四季ってトランペットだっけ」
「ああ」

演奏が終わり校内を回る。この階は3年の階だ。いろんなとこから呼び込みがかかるからかかるところに適当に入っていく。

「先生達どうですか!メイド喫茶ですよ!」
「いやー。俺達が入ってもな」
「先生って結構入ってるのか?」
「坂田先生と沖田先生喜んで入ってくれましたよ」
「アイツららしい……。土方先生入ります?」
「まぁ少しならいいか」

内装は少しファンシーで男子は女装をしている。学生のノリはすごい。目に付いた近場の席に座る。

「いらっしゃいませ。何になさいますか?」

そこにはメイド姿のういが。高杉が隣から今晩のオカズだななんて俺にしか聞こえないような声で言ってくるし。殴ってやりてー

「今日は2人で回られてるんですか?」
「ああ」
「写真撮られまくってますね。坂田先生と沖田先生といい勝負だと思いますよ」

飲み物決まりましたか? とりあえずコーヒーを2つ頼んで飲んで早々にあとにした。











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