喧嘩しました2

彼氏のAV所持発覚。持っているのは構わないが見てしまった以上謝って欲しい。授業中とても聞く気になれず1回も銀ちゃんの顔が見れなかった。銀ちゃんも雰囲気的にどこかおかしかった気もする。お昼休み様子がおかしいとういに事情を聞いてもらってだいぶスッキリしたから銀ちゃんに今日泊まりにいくとメールをした。

家にはもうそれらしきDVDは見当たらない。隠したのかな。先に夕飯の準備をして銀ちゃんが帰宅するのを待っている間どう話しをきり出そうか考えていると銀ちゃんがただいまと帰ってきてしまった。

何となく姿勢を正しおかえりと言った。昨日そのまま言い逃げしてしまったのでどこか気まずくてしょうがない。授業中も顔合わせないようにしてたし。どうしようかと下を向いていると銀ちゃんが屈んてジッと視線を合わせるように覗きこんできた。

……顔近い。

「その……なんだ……昨日はごめんな。そういうの全部捨てたから」

びっくりして顔を上げる。銀ちゃんはどこか照れくさそうに頭をかいている。

「捨てたの? 隠してるんじゃなくて?」
「よく考えたら俺の彼女の方が女優なんかよりよっぽどそそるじゃん? だからもういらねーなって」

銀ちゃんの言葉に顔が熱くなるのを感じた。なんかもうそんな事を言われてしまったら嬉しくて言い返しようがない。

「銀時、それはズルイ」
「ういちゃんのその顔も充分ズルイですけど」

銀ちゃんの顔が近づいてきて唇を塞がれた。ああ、私は一生銀ちゃんには敵わないんだろうなと頭の隅で考えた。




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