入隊

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霊術院を無事卒業して今日から入隊。まずは伝令神機と地獄蝶を使えるように手続きをするため、十二番隊で新入隊員がずらりと列を作っている。

十二番隊には技術開発技局、涅隊長が局長が務めているがそれとは別に伝令神機の管理と地獄蝶を飼育している部隊、通信局がある。私も今日初めて知ったんだけどね。受付口は5窓しかなくかれこれ20分は並んでいる。

「お待たせして申し訳ありません。次の方どうぞ」

やっと私の番が回ってきた。事前に渡された紙を渡す。紙には名前、所属することになった隊の番号・席官なら席官を書く欄がある小さい紙だ。紙を渡し受付の顔を見るととても綺麗な女の人。隊長羽織らしきもの着ている。

「隊長なんですか?」

私の視線に気づいたのか後ろを向く女の人。そこには地獄蝶が描かれていた。

「私はここの責任者なだけで、隊長は涅隊長よ?」
「そうなんですか」

カタカタと入力をしていく女の人。あとはあの紙の内容を入力するだけのようだ。紙を見た受付の人は少し驚いて私の顔と紙を交互に見てから入力をせていた手を動かし始めた。

「久々に十一番隊に入る女の子を見たわ。しかも八席なのね」

更木隊長によくしてもらえるといいわね。と言いながら伝令神機と説明書、その他の書類を渡された。

さぁ、私の死神生活が始まる。




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