「フレンチトーストかよ…」
「峰ちん、文句があるなら食べなくていいし〜」
「むっくん特製フレンチトースト久しぶりー!わーい!」
「こんなん食った気しねーだろ」
「えー、おいしいじゃーん」
「用意して貰ってるんだから文句言わずに食べるっスよ、青峰っち」
「わーってるよ」
「って、あれ?むっくんどこ行くの?」
「一緒に食べないんスか?」
「もう食べたし〜。ってゆーか、なまえちん達そんなのんびりしてていいの?俺学校行くよ?」
「「えっ」」
「ミドチンももう出てったし〜」
「え…、待ってよいま何時?」
「8時、20分スね」
「…ホームルームが始まる時間は?」
「……8時40分、っスね」
「っやばいじゃん!」
「いいい急ぐっスよ!」
「別にいーだろ、少しくらい遅れたって」
「俺たちは時間にルーズな青峰っちとは違うんスよ!」
「何だと黄瀬コラ」
「ああもう、時間ないのに喧嘩始めんな!」
「あ…、言い忘れてた〜」
「え、何を?」
「赤ちんから伝言で“遅れたらわかってるな?”だって〜」
「……お前らはやく食ええ!」
「お、おう!」「ッス!」
8:20 朝ごはんと薄情者