「あの、なまえさん」


「うわっ黒子くん!?」


「こんにちは」


「こ、こんにちは…」


「今日結局遅刻してましたね」


「そうなんだよーもう朝から散々」


「すみません。僕が起こしてあげられたらよかったんですが…」


「いや、黒子くんは悪くないよ。…黒子くんに気付かない寝ぼけたわたしが悪いんだから…」


「……」


「と、ところで黒子くんは購買まで何を買いに?」


「ノートがなくなってしまったので。なまえさんは?」


「わたしはお昼ごはん」


「…そんなに沢山食べる人でしたっけ、なまえさん」


「いやいや全部じゃないよ、青峰と黄瀬のもあるの」


「パシられたんですね?」


「ぐっ…そうともいう」


「まったくあの人たちは… あ、そうだ」


「ん?」


「これ、あげます」


「……これ、キャラメル?」


「はい、紫芋味です。珍しいでしょう?」


「うん」


「おいしいですよ」


「へへ、ありがと黒子くん!」



12:15 その頃わたしは黒子くんと



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テーマ「人外ファンタジー」
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