ぎゅっと強く抱きしめると壊れちゃいそうななまえを、スマイルはとても愛しく思っていた。
彼女は自分を愛しくは思ってはいないけれど、
「君の分は僕が沢山愛してあげる、だから」
僕を愛してね!!
「少しづつ自分を好きになってこうよ」
スマイルの腕の中で彼を見上げるなまえは、ぐしゃぐしゃの顔で、「うん」と微笑んだ。スマイルは涙で濡れた唇にそっとキスを落とすと、言い知れぬ感情に侵されていくのを感じながら、なまえを抱きしめた。
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独占欲と優越感と愛
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テーマ「人外ファンタジー」
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