2022/01/14 奏まふ更新しました


余談
今回は奏の夢の話でした。
ニーゴのメンバーはそれぞれ“消えてしまいたい”という思いを抱いています。まふゆを救う事を約束した奏は、それを達成することで自らも救われる。 ニーゴのメンバー達はゆっくりと自分がここに居ることを確立するために歩み始めますが、消えたいという思いを簡単に打ち消すことは出来ません。ふとした瞬間にそれを思い出し、立ち止まり、自分の存在意義を見失って終わりの手を取ってしまいそうになる。奏の中の“誰かを救える曲を作ることの象徴”であるまふゆが夢の中に表れ、拭いきれない不安を提示してくることに対して、未だ自分が目標に向けて歩む中に迷いがあるという事実を受け止めているということを描きたかったです。
まふゆがまだ自分を見つけることが出来ていなくても生きているということは彼女から奏への期待でもあり、時に期待はプレッシャーとして姿を現します。奏まふの希望や期待の裏に諦観とプレッシャーが見え隠れする感じが大好きなのでそこも伝わるといいな〜と思って描きました。

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