このまま授業うけてね?2

 
「そういえば、昨日やっと欲しかった物が届いたんだ」

「へー。何?」

「リモコンバイブ」

「ブ―――ッ!」

予想外の言葉にラーメンを吹き出してしまった。

「きたない」

そう言いながら平然と唐揚げ定食を食べているのは、俺の彼氏の河森亮介。
今は昼休みなので2人で食堂に来ている。
周りに聞こえていないかと不安になり見回してみるが、ざわついているため聞こえてはいないようだ。

「ま、待て待て…それどうするつもりだよ」

口の周りを拭きながら、コソコソと小声で尋ねてみる。

「和也で試すに決まってるでしょ」

ですよね。
当然だろと言うように即答されました。

「ぜってー嫌」

「ごちそうさま」

俺の言葉は軽く無視され、さっさと食器を片付けに行ってしまった。
俺も食べ終えたので後をついて行くが、もう嫌な予感しかしない。

「じゃ、俺は先に…」

「こら、待ちなさい」

黒い微笑みを浮かべて、がっしりと腕を掴まれた。

あ、これはヤバい方の笑顔だ。



俺の嫌な予感は的中し、食堂から教室に戻る途中のトイレに無理矢理引きずり込まれた。

「っざけんな!やめ…ろ!」

必死に抵抗したが、あっさり個室に押し込められる。
うまいこと逃げられないように体を使ってガードされ、ドアの鍵を閉められた。
それでも逃げようともがいていると、突然ガバッと亮介が抱きしめてきた。

「和也…」

抱きしめられるとちょうど俺の耳の位置にくる亮介の口が、俺の名前を囁きながら軽く耳を噛む。

「んっ…やめろ…って!」

抵抗する腕にだんだん力が入らなくなってきているのが自分でも分かる。
抵抗が弱まったのを見計らってか、亮介の手が俺の服の中へと入ってきた。

「ぁ……ッ」

腰を撫でられわずかに声を漏らすと耳元でクスクスと笑う声が聞こえ、急に恥ずかしくなり顔が熱くなる。
絶対赤くなっている顔を隠したくて俯くと、顎を掴まれグイッと強引に上に向けられた。

「なにす…ンンッ!」

目が合ってしまいますます熱くなり、それを恥ずかしがる前に口を塞がれる。
チュ…と最初は軽く、そしてすぐに舌が入り込んでくる。

「…ん……ぅ…」

悔しいが上手い。
クチュクチュと卑猥な音をたてながら、俺の口内をくまなく侵していく。

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