出したいのは4

 
「あ!…漏れるッ!!」

射精したことで抑えるものが無くなったのと快感で力が入らないので、今までに無いくらいの強い排泄感が襲ってきたのだ。

「出したいのは精子じゃなかったのか?」

孝之はニヤニヤと笑みを浮かべながらそう言って俺を追い詰める。
床に座り込み腰を揺らして必死に我慢しようとするが、じわじわと確実に漏れてきている。

「ぁ…おしっこ、も…っ」

なんとか止めようと足掻くが、孝之はそれを許さなかった。

「挿れるぞ…」

「え、…ッぁああ!」

後ろから腰を掴まれ、一気に奥まで貫かれる。

「ぅぁああっ!ぁ、あ!」

もう我慢なんかできなかった。
後ろから激しく突かれ床に手をつくと、そこはすでに自分が出したものでびしょ濡れだった。
まだ出続けているため、ピチャピチャと跳ねる滴が手や足も濡らしていく。

「ぁあっあ、あー…」

排泄しているはずなのに後ろからの快感も混ざって、排泄しているのか射精しているのか分からない。

「気持ち良いか?」

「う、ぁイイっ!ぁあ!」

そう言うとナカで孝之のモノが更に大きさを増した気がした。
動きも更に激しくなり、頭が真っ白になる。

「…ッ出すぞ」

耳元で囁かれるのと同時にナカに熱を感じたところで、俺は意識を失った。




 














「…やっと起きたか」

目を開けると浴槽で孝之に抱えられていた。
身体を起こそうとしたが力が入らず、そのまま孝之にもたれかかる。

「出したかったものは全部出したか?」

ニヤニヤとしながらも優しく俺の首筋に口づけながら尋ねてきた。

「ん…出し切った…」

「本当だな?」

「………?」

なぜか孝之がさっきよりニヤニヤしている。
絶対なにか企んでいるであろうその顔を見て、かなり嫌な予感がした。

「なら、これは出さなくていいんだな」

そう言って孝之は俺の後ろの蕾を軽くつついた。



そういえば。

ナカにまだ孝之が出したものが残っている感じがする。

「あ、出し…」

「さて、そろそろ上がるか」

俺の言葉を遮り言うと、孝之は風呂場から出て行こうとする。

「た、孝之っ」

孝之を追おうと慌てて立ち上がるが、力が入らず風呂場の床に崩れ落ちた。

「どうした?」

孝之が振り返りニヤニヤとしたまま俺を見下ろす。

俺はなんとか這い寄り、足にしがみついて孝之を見つめた。

「だ、出したい…」

「……………」

孝之はしばらく無言で俺を見ていたが、いきなり俺を抱えるとベッドに直行。




そのままナカのものを掻き出すのを理由に第二ラウンドに突入され、またしても俺は気を失うように眠りについたのだった。





‐END‐

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