出したいのは3

 
「あ、だめっ…」

後ろに侵入してきた孝之の指が少し動くだけで尿意が一気に高まった。
高まるのは尿意だけではなくゾクゾクとした快感が身体を走り、なんともいえない気分の中で俺は悶えるしかなかった。

「ぁあッや、出るっ!」

無意識に腰が揺れ、孝之の身体に前が擦れ射精感が襲う。
しかし、それと同時に強烈な排尿感も伴った。

「も、漏れるッ!ぁ…出そ、ぅあ…」

「何が出そうなんだ?」

いつも通りにニヤニヤしたまま俺に尋ねているが、その孝之の前も大きく膨らんでいた。

「ぁ…わかんな…も、出るっ」

足はクロスさせ腰は引けた状態だが、尻を突き出しているようにも見えるだろう。
ナカの指は容赦無く2本、3本と増やされ、更に激しくナカを掻き回してくる。

「ぁあっ!出るっイく…ッ」

グリッと指が動きビクッと身体が跳ね、イく、と思った瞬間、全ての指がズルリとナカから出ていった。

「はぁ…は…っ…」

熱い吐息を吐き出し、なんとか射精を堪える。

「ぅ…やば、おしっこ…」

しかし射精感は落ち着いたものの、その代わりに今度は尿意が強くなる。

「漏れそ…っ」

じわりと前がまた湿る感覚がした。
必死に力を入れて堪えていると、またしても指がナカに侵入してくる。

「っぁあ!出る!」

ピュッと尿らしきものが前から溢れたがそれはすぐ止まり、代わりにまたしても強い射精感が込み上げてきた。
 
交互に押し寄せる射精感と排泄感。

射精感が強まれば排泄感は遠退くが、射精感に堪えられなくなり刺激を緩められれば途端に強い排泄感が襲ってくる。


それを繰り返す孝之の絶妙な責め方に翻弄され、俺はただ悶えるしかなかった。






「ぁああッもぉ、ぅあっ、あああッ」

「限界か?」

もう頭の中がぐちゃぐちゃで、とにかく早く出したかった。
必死に頷き限界だということを伝えようとするが、喘ぎ声を上げビクビクと震えながら頷いているせいか、孝之は気にする様子も無くゆるゆると俺の股間を撫で続ける。

「だめッあ…出る、出したいっ」

「何を出したいんだ?」

「せーし、出ちゃッあ、ほんと、無理っ」

うっすら目を開けて孝之を見つめながら必死に訴えると、孝之は軽く微笑み俺に口付けた。

「…出していいぞ」

耳元で優しく囁かれるのと同時に激しく扱かれ、一気に射精感が高まる。

「ッああ出るっあ、ああああっ!」

待ち侘びた快感にビクビクっと腰が跳ね、焦らされて溜まりに溜まった熱をやっと吐き出した。

「はぁ…う、ぁあ、やばっああ」

痺れるくらいの快感。

しかし、その余韻に浸る間は無かった。


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