むかし、世界があった
世界には数々の国があった




「え、ちょ、おい!!これなんの話の紹介文なんだよ」


国にはたくさんの人々がいた
────その中にはサディスティックな人がいた!!!



「え?えぇ?」


『愚かな国民は全てを私に捧げるがよい』
───国王(kokuou)
暴君にして脅君
国民の頂点に立ち、
全てをひれ伏させる

彼の圧政に耐えきれない国民は
反旗を翻すが
それが成功した試しは無い


「父上!?なんだよその悪い顔は!!」



───VS───





『ただのメイドですけど何か?文句があるなら吊るしましょうか?死ぬまでね』


(meido)メイド───


使用人にして支配者
彼女の助言に逆らいし王子は
吊るされ罵られ焼き払われる

王子が彼女に逆らうことはない
何故なら王子は調教済みだから


「おい!!なんだよ俺の扱い!!」




新感覚サディスティックゲーム
貴方は王になり国民から絞り上げる?
それともメイドとなり王子を影から操る?

1月1日発売予定


「─…人の欲とは、際限がないものだな」


「殿下がいる以上、私は永遠にサディスティックですわ」


「ちょ、まじなにこれ!?」



初回予約特典は手下コマンドに
『有能部下:瑠璃』
『愛玩人形:真珠』
『世紀末の狂人:玉藻』

を追加出来る特別ディスクと、王子調教用の鞭が同封


「最後の鞭ってなんだ!!ってか違う小説の人を巻き込むなよ!!」



予約受付中









「いやぁ陛下、とても良い表情でしたよ。これで我が国のプロモーションビデオは完成ですね」

「ちょっと待てメイド!!」

「ははは、年甲斐も無く頑張ってしまったよ」

「つーか父上本編じゃほとんど出ないだろ!!」

「殿下は先ほどからうるさいですよ。あーあ、PVに殿下の音声入ってしまったし。陛下には撮り直しの時間が無いのに。エルディ様、殿下を消せますか」

「……ここまで大声だと無理だな」

「いえ、暗殺の意味で」

「ごめんなさい無理です」

「お前俺の従兄弟に何いってんの!?てかエルディまで何やってんだよ!!」

「何ってミキサー?」

「内容にもっと突っ込めよ!!」

「嫌だよ、俺だって命が惜しい」

「貴族のプライドどこに行った!?」

「と言うか殿下……また『お前』と言いましたね?」

「ちょっとまて!!今はそれどころじゃ、」






『お仕置きです』







※この話しは本編とは全く関係がありません。ゲームも発売なんてしないよ!!



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