ブランクがあるし、一人の男性しか知らなかった私と
最近まで彼女が取っ替え引っ替え?いた伊吹





さすがに私たちの間には差があるはずなのに、





「なち……やば、好き…」

「っは…ぅるさ、い…」



私も伊吹も、真っ赤だった

でも本当に純情そうな反応で恐る恐る私を触るくせに、やたら上手いからタチが悪い
悪態も甘い声がまじり、暖かい掌で露になった肌を辿られるだけで確かに快感を感じる


「っ、ふぁ……ん…」


「だめ、なちの声すっげーえろかわい……なち、こっち見て」

嬉しそうな伊吹の目をぼんやりと見つめると
いつの間にか普通に戻っていた伊吹の顔色がまた真っ赤になった。つーかこっちまで照れるからやめてほしいんだけど
あとついでに触り方がねちっこい


「なち、意識がある状態では久しぶりだよな」

「……言いたくない」


痛みと快楽のぎりぎりの境界線な力加減で胸が変形するほど揉まれる
そして突き出る形になった乳首を笑いながら食べられて


「あ、んっ」

「ちゃんと、慣らすから」

むかついても、ぞわぞわっと腰が震え続けて文句も言えない
へたれの癖にへたれの癖に

なんか、ずるい


舌先でレロレロと硬くしこった乳首をなぶられ、なんとか引きはなそうと伊吹の肩を掴むとそのままちゅうううっと強く吸われた


「んんっ!!」


腰が曲がり
前を完全に開いてるけど肩にかかっているシャツがなんだかエロいな
そんなことを思いながら私は強く伊吹にしがみついた


「好きだよ那智留。那智は敏感だね……おっぱいだけで濡れちゃ、ぐ、は」

そして調子に乗った伊吹をそのまま引き寄せて頭突きをする


普通、えっちで頭突きなんかしないよね



「……あはは、」
「………やっぱ那智留大好きだ」

ちょっとだけ睨む伊吹と睨みあってから
二人しておかしくなって笑い合う



うん。やっぱり




伊吹が大好きだ。



「那智、せっかくだしベッド行こうか……って、やば、ゴム無いや」

「あー、まっつんから貰ったのあるよ」






「は?」







その後。なんだかんだ言いながらやることやったけど



まっつんに言われて私がヤらしたと勘違いした伊吹が無駄にぐるぐる悩んだのはまた別のお話し



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