「やだやだ!!痛い痛い!!」


「……まだ貫通してませんが?それに大丈夫だと馬鹿でも解るようにあれほど言ったでしょう?」


「気分が痛いからもう無理!!」


「そうですか。では実感も気分に伴って差し上げますね。そうすれば高良のその反応は正常なものになりますからね」


「やだバカやめて!!」


「暴れると、違う場所を貫通してしまいますよ?大丈夫ですよ、処女膜貫通よりは痛く「だまればかああああ!!!」」








「あんたら、五月蝿い。ピアスくらい家で開けなさいよ」


「しかし禊さん、ヤりたい盛りの彼氏彼女が同じ部屋で二人っきりになったら耳の貫通なんて出来ないでしょう?」


「それを言い訳にして高良で楽しんでるんでしょ」


「そうだ!!そうだ!!みーちゃんもっと言ってやって!!」


「あまり高良の泣き顔を見せないでよね。女の子の下僕も欲しくなっちゃうでしょ」


「み、みーちゃ……」


「残念ですが高良は僕の可愛い愚かな恋人ですから、差し上げられませんよ」


「お、愚かってなによ!!このむっつりスケベ!!!!」


「おや、気づいて無かったんですか?僕はフルオープンスケベですよ。高良から下ネタをふってくるってことは、今ここで公開プレイをしてもらいたいんですか?」


「うぎゃあ!!さ、触らないで、みーちゃぁん!!」


「助けて欲しいなら相応の代価を貰うわよ」


「し、篠崎くぅん!!」


「俺にふるな、俺の名前を呼ぶな。三谷がこえーんだから」


「え、」









「そんな甘えた可愛らしい声で、僕以外の男に媚を売るとはいけない子ですね……………また朝まで調教して欲しいんですか?」






「う、きゃああああああ」














『三谷くんと笠置ちゃん』






最近僕には名実とも所有物にすることが出来た馬鹿で可愛くて面白い彼女がいる。

構って欲しいときは、幼稚な暴言と共に向こうから来て


それを言いくるめて逃げ場の無いように返せば泣きそうな悔しそうな顔をしてくれるから本当に飽きない。ゾクゾクする


「み、三谷みたいにネチネチしてるやつは将来禿げるんだからね!!」

「では僕の生涯が終わるまできっちり僕の隣で見守って下さいね?大丈夫、高良ならば貧乳であってもちゃんと養ってあげますから」

可愛い。あぁ可愛い。


高良にとっては好きな子いじめのようなソレも僕にとっては子猫がじゃれついてるようにしか見えない


「何でそうなるのよ!!ってか胸は関係ないじゃない!!」

「では一回程度で気絶しないように体力がつくまで毎日頑張りましょうか」

「な、なな、なんでそうなるのよ!!!!」


真っ赤になって逃げ出そうとした高良を捕獲して
がっつりと抱き込むとはじめは暴れていた彼女も次第に落ち着いてぶつぶつ文句を言いながらも寄りかかってきた


あまりいじめすぎると、止まらなくなるからね


だからきっちり飴と鞭を使い分けて接する。そうすれば高良はそうと気付かぬ間に僕以外の男が完全に見えなくなるから



「…………今日も一緒に帰りましょうね?」


「…………みたにのはげ」



「OKですね。わかりました」



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