料理は好きだ
全く同じものは中々作れないけれど、一口に美味しいと言ってもバリエーションがある



子供は大好きだ!!
もうちゅーして撫で回して餌付けしてはべらせたい
なにより純真無垢な子は可愛い。子供は三人は欲しい!!




そんな私の嫌いなのは







めんどくさい人、だ




「あ、ん、んぁ、はぁっ」

こうやってSEXするのは何度目だったかな
規則正しい揺さぶりのナカそんなことを考えていると集中してないのがばれたのか、ガツン!!と突き上げられて軽く睨まれた


きっちりと、オールバックでセットされた髪型
性器を出してる以外は乱れも汚れも無い執事服

見た目だけじゃない

執事長様は、一応家柄も立派で性格もきっちりしっかりしてる



彼は正しく、



私のだいっきらいなタイプだ。






いやだってさ、めんどくさいじゃん?
こんなしっかりかっつりした人。家柄が良いとかそんなのつるむ上では私にとってはデメリットしか無い


ただSEXをするだけならそんなの関係無いし
普段きっちりとしてる執事ちょーさまのこんな乱れた姿を見るのは綺麗な黒板に落書きしまくったみたいで気持ちが良い。なにより性欲が溜まる前に発散出来るのは良い




そんな気持ちで、エッチしてたんだけどさぁ




「……今日は、安全日ですか?」

「ナカは、だめっ、ぜっ、たい、いやっ」


獣みたいに目を細め、思案してから「わかりました」と言ってラストスパートをかける彼



「ふ、ん、んぁっ、あああっ!!!」






最近、ゴムをつけてくれなくなった
拒めばやめてくれるものの、ナカに出したがるようになった




もし出来ても、私は堕胎する気なんか無い。
けれど彼と結婚なんてめんどくさいことしたくもない


この先遺産争いとかで隠し子発覚!!なんてなったらめんどくさいから、そろそろこの関係も潮時かなぁ



そんなことを考えながら、ずるりと彼が私のナカから出て精を放つのを感じた











「あっまねさまー!!ようこそいらっしゃいました。今日のデザートは何がたべたいですか?」

「えっと……いつも凄く美味しいので、ど、どうしようかな」

「この前のカップケーキをもう一度頼む。ほらあまね行くぞ」


もじもじする末の坊っちゃんの婚約者、あまねさまのあまりの愛らしさにもだもだしてると

坊っちゃんにぎっと睨まれて逃げられた



「ああああもう坊っちゃんもあまねさまも可愛いんだから!!」


わかりやすいヤキモチが可愛い
そして気付かないでふわふわしてるあまねさまが可愛い


もう二人まとめてにゃんにゃんしてぎゅー!!ってしたい!!






「料理長は懲りないですね。そんなウザイとこが和樹坊っちゃんに嫌われるんですよ?」

「もーまんたい!!嫌いの原因はヤキモチだから可愛いじゃないの。しかも嫌っていながらもご飯はきっちり食べてくれるし感想も言ってくれるし。あ、トミーお米運ぶの手伝って」

「はいはい」



二人を乗せてきた運転氏兼和樹坊っちゃん大好き仲間のトミーが、車を止め終わり玄関から入ってきたので拉致った

そのまま外に置いてあった業者が持ってきてくれた米袋をトミーに頼み私は小麦粉の袋を担いで二人で調理場へ向かう



「そういえば」

「んー?」

「デキテルって噂、流れてますよ」

「あー、ねー。最近メイドーズの視線が痛いんだよね」

「真相はいかに?」

「デマ。執事ちょーは上司や仲間としては好きだけどねー」

「へぇ、そんなキスマークつけて?」

「体と心は別物ですから」


そこまで言うと、トミーに軽く頭を撫でられた
んー?と何が狙いなのかわからないからとりあえず笑って返すと、トミーはすっごい苦笑いだった


「俺、料理長がいつかショタコンの道に走らないか不安なんですが」

「あー、誘拐とかしたいねー。子供はマジでエンジェルだよかわいー」



本当に彼が言いたいのはこんな言葉じゃ無いんだろう。それでも

気を使ってくれた友人に感謝をしつつ



面倒ごとが起こる前に、この歪んだ関係をやめようと決めた









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