「……なかやんは、がちほもだと思うんだよね」
突然そんなことを言い出したしずちゃんにびっくりしたけれど
何故かそれは否定しきれなくって
「でも、彼女いるみたいだよ?」
それでも、彼がもしそうだとしたら
きっとその矛先はハル君に向いてしまう気がするから一応否定はしてみた
「甘い。さくらんは甘いよ!!決して許される関係じゃ無いから、諦めようと足掻いて彼女を作ったけれど諦めきれずに好きなのかもしれないじゃん!!それを証拠に、ほらあれ!!」
あれ、と言われて
しずちゃんが指差した先には机に伏せてすぴすぴと眠るハル君と、それを静かに激しく携帯で写真を撮る中谷君がいた
……………言われればそう見えてしまうのが嫌だ。
「でも私はさくらんを応援してるからね!!BLは好きだけど今回はさくらんのためにNLを応援するからね!!」
「あ、ありがとう」
「しず」
あまりのしずちゃんの剣幕にびっくりしていると川上くんがしずちゃんを呼んで
キョロキョロと川上くんを探すしずちゃんが彼を見つけると、ぱああっと明るく笑ってかけて行った
「困ってるから、やめとけや」
「え、あ、さくらんごめんね!!悪気は無いんだよ」
「ううん、良いよ」
元気で激しいしずちゃんと
静かで大人しい川上くんは
周りまで幸せにするような空気を出していて
「ちゃー?」
起きた彼が第一声に私を呼んでくれたのが嬉しくて、私もハル君のところへ行った
私も、あの二人に負けないくらい幸せだもんね
―――――――
ありあちょーヽ(´ヮ`人´ヮ`)ノ
わー、関西弁ハル君かわゆい
帰