白の長い上着に
ノンフレームのメガネ
首に掛ける医療器具



「來兎さま…」



そして頬を染めて、身体中で大好きと言ってる可愛らしい利虎殿
軽く手を差し出すと、彼女は僕の手に飛び付いてふにゃふにゃ笑いながら頬を擦り寄せて来た

可愛らしいなぁ。まるで猫みたいになついてくる彼女もいつもの装いとは違う



「おー、似合ってんじゃねぇか」

「……龍哉殿と巳乃殿もお似合いですよ」


ガラッと襖を開けて入ってきた二人は、人間の学校の服を着ていた
龍哉殿が人界の土産で買ってきた服は地上の専門職の服らしく中々面白かった


「りこさまかわいー!!看護婦さんだー」

嬉しそうに短いスカートを翻しながら巳乃殿が駆け寄るも、今の利虎殿には聞こえていないみたいで

仕方がないので軽く抱き寄せて耳元で「巳乃殿」が呼んでますよ、と囁くと利虎殿はふにゃりと真っ赤になりながらその場に座り込んだ


え?


「來兎お前何やってんだよ。利虎の腰抜かせるなんて」


「いえ別になに「りったんかあわゆいいいいいい!!!」」


ガタン!!と別室の襖が開いて今度は下界の使用人の服装の娘々殿と狗藤殿が現れた
可愛らしいけれど…正直あんなふりふりひらひらしてるのが本当に使用人の服なのかが気になる




その日六人でした酒宴は
利虎殿は初めから酔っているみたいなものだったし、巳乃殿と娘々殿は下着があやうまれたので早々にきりあげられた









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來兎様→医者
利虎→ナース
狗藤→執事
娘々→メイド
巳乃→セーラー服






龍哉→つなぎ(事務員)

妄想がおかしなほうに飛んでごめんなさい



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