食べられ、ちゃった。
目覚めると、涙が乾いたせいか目元がパリパリで
お腹の奥がズキズキと痛んだ
たまごから孵って数年
毎日、閉じ込められ
毎日、愛されて
すくすくと成長した私は、昨日ついにりっかに食べられた
嫌だなんて思ってない
だってわたしもりっかをあいしているから
りっかもわたしをあいしているから
なにも、こわくない
なーんにも、もんだいないんだ
「身体は大丈夫ですか?銀」
「りっか、だいすき」
「……私も愛していますよ」
ご飯を持って現れたりっかに、かけよって
すがり付いて背伸びをすると、目元にキスをされた
くすぐったくって嬉しくて、はにかみ笑いながら抱きつくとズキンッ!!とお腹に激痛がはしった
「っぁ、……痛いぃ」
「あぁ、すみません。昨日は手加減出来なくて……今日はきちんと優しくしてあげますからね?」
「うん。優しくして。いっぱいいっぱい愛し「いやあああああああああ!!!!」」
ブツッ
『しばらくお待ちください』
ブツッ
「な、なによアレは!!!」
「銀の一から百を全て私で埋めてみました」
「そんな笑顔で恐ろしいこと言わないでよ!!だいたいなんで私たちのだけ年齢制限がつきかけるのよ!!」
「本編を読んでる方なら大丈夫でしょうし……何よりも、皆様が私たちに求めるものを提供したつもりですが」
「っ、ばか!!へんたい!!!!」
「─────愛してますよ、銀」
「もう、なんで私たちはいっつもこうなの……」
らぶ×2えっぐ
六花強制固定ルート
出演
涙の樹:六花、銀
帰