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ある日、欲求に負けて那智留BOXをあさって寝顔を見たら
物凄い幸せな気分になったが

















すさまじく 怒られた




いや、怒られている。現在進行形だ



「なちー、悪かったって。もうしないから出て来てくれよ」

「……………」



返事は無い。物音や反応すら無い
那智留はあの日、ハッと気づいて飛び起きて怒ってから───────








ベッドの下の隙間10cmから出てこない。
マジで逃亡したハムスターだ

かと言って、棒で掻き出したりしたら那智留が怪我をするかもしれない
それ以前に二度と許してもらえなくなりそうだからそんな恐ろしいことは出来ない


ベッドの前にプリンを置いて1日放置したが、それすらも手付かずのまま終わった……



食事などは兄貴が緑青のついでにしてくれてるらしいから大丈夫らしい。食事を摂っていることは緑青から聞いた

死んでない。生きてるのは確かだ




ただ壮絶に怒ってて、俺に逢ってくれないだけなんだ……






毛布にくるまり、床に横になる
ベッドに寝て軋んだりしたら那智留が怖がるんじゃ無いかと思ったら那智留が引きこもりした日からベッドには寝れなかった

あと、寝てる間に隙間から出てきた那智留には一番に俺を見てほしいし



そんなことを思いながら、今日もため息と共に眠りについた。









兄貴と緑青には『自業自得』と言われた
そんなことわかってる。だけどしょっちゅう兄貴から『ろくの寝顔はマジで天使だー』とか言われたら俺だって見てみたくなるんだよ!!

らぶりー那智留の可愛くて萌える寝顔を見てみたかったんだよ!!











「開き直らないでよ、ばか」


不意に耳に響いた数日ぶりのその声に
ハッと目覚めると、頬が痛かった



横になっている俺の目の前には





俺の頬を一所懸命つねりながらむくれた那智留さんがいた



「なち!!ごめん、本当に悪かった!!」

「たまご族にも、ぷらいばしーはあるんだよ?」

「ごめん、……本当にごめん…」

飛び起きて正座をして
ぷんぷん怒る那智留さんに真剣に謝る
それでも那智留さんはぷんぷんモードだった


「ちゃんと反省、してる?」

「かなりしてます」

「……信用ならない。ほら抱っこして、ベッドに行って」

「は?」


突然の命令に戸惑いながらも、ちんまりした那智留さんを抱き上げてベッドに座る
すると寝なさい!!と怒られて困惑したままベッドに横になった









那智留さんは、そんな俺の頭のすぐとなりで







こてんっ、と横になった。




「覗かれるの、すっごく嫌だから。仕方ないから今日から一緒に寝てあげる」





え、なにこれ
どんだけ俺に都合の良い夢なんだ?

愕然とするも、眼前で笑いながら早く寝なさいと言う那智留さんは本物で







今日も俺は、那智留にはまるのである。









らぶ×2えっぐ
→箱を叩きすぎにより男前那智留さんエンド






出演
干物とへたれ:伊吹、那智留





「やっべー、なち可愛かった……」

「(基本的にティッシュ箱から出た記憶は殆ど無いんだけどな)」

「なちにすりすりされたときなんて、マジ吹っ飛ぶかと思った」

「(そんなこと、してないけど)」

「とりあえず那智留!!次は選択肢をもっと増やしてくれな!!!」

「いやだ」














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