「さぁいらっしゃい?銀」
なんでですか
なんでなんですか
なんでみなさん……
コマンド>>ひっつく
こんなのを選んだのぉぉぉぉ!!
目の前には優しそうに膝を叩く六花
コマンドは絶対だから、私は引っ付かなくてはならない
ひっついたらどうなるのか、予測がつくけれど
ひっつかないといけない。そうしないと話が進まないから
たっぷり三分ほど、羞恥心や覚悟と葛藤し
ゆっくりゆっくり、もたもたと近づいて─────
ぴったりと、六花のふとももにひっついた
「良くできました」
瞬間、抱き上げられて軽くほほにキスをされた
六花のすんごい綺麗な顔がどあっぷで、怖いのとそれ以外の何かで胸がドキドキした
「愛してますよ銀」
「な、なんでぇ……私と六花じゃサイズが違いすぎるよ」
「愛し合うのに体格は関係ないでしょう?小さいとか大きいとか、関係無いんです。たまごから出てきて純粋な貴女の眼差しに一目惚れしてしまったんですから」
「や、ちょっとまって」
「私は銀を愛してますよ。そして銀に愛してほしいんです。可愛らしい笑顔も、恥じらいを含んだ赤い顔も何もかもがいとおしい」
「せ、生後五日をそんなに口説かないでぇ!!」
その後も、熱烈な求愛は続いた
『私の御主人様は私を溺愛中』
でも、なんで私がそんなに想われてるのかわけわかんないもん………
帰