猛獣被害状況報告3
2011/01/27 12:38
龍哉が人型になったせいで、背に乗っていた私達は地面に転がされた
『あ(こてっ』
「うわあああああ!!!」
なんなのよ!!と怒りながら起き上がると、
怯えきって腰を抜かせながら震える亥狩様
たぶん龍哉に吹っ飛ばされた司馬様に、
何もない大地。そこにはのどかな日差しが降り注いでいた
「ってあれ、二人は?」
「り、利虎殿っ!?」
慌て出した來兎様につられて全然違う方向を見ると、そこには利虎様(虎)と龍哉(人)が絡まりながら木に突っ込んでいた
「おもっ!!馬鹿虎さっさと退けよ!!」
『あたたた、転んじゃった』
「大丈夫ですか?利虎殿」
完璧に龍哉をスルーして利虎様に手を差し出す來兎様
ぽんっと人型になった利虎様は龍哉をふんづけながら嬉しそうに來兎様に抱きついていた
「お怪我はありませんか?足とか挫いてませんか?」
「大丈夫ですよ」
「とりあえず、俺の上からさっさと降りろ。馬鹿虎」
テイク2
龍哉が人型になったせいで、背に乗っていた私達は地面に転がされた
『あ(かぷっ』
「ぎゃあああああ、いっでぇぇえええ」
なんなのよ!!と怒りながら起き上がると、
怯えきって腰を抜かせながら震える亥狩様
たぶん龍哉に吹っ飛ばされた司馬様に、
利虎様に噛みつかれた龍哉がいた
『助走つけすぎちゃいました。ごめんね龍哉』
「ふっざけんな馬鹿とらあああああ!!!!!」
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