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管理人:干支物語 『りこちゃぁ〜〜んっ!!』 「卯白さん?」 ひょこひょこと駆け寄る小さな毛玉に駆け寄り、掌サイズのソレを抱き上げる 手を伸ばして来るので顔を近づけると ふわふわの毛玉が くすくす笑いながら擦りよってきた やば、かわいい、やば、どうしようっ 悶絶しかけるのを堪えて、必死に落ちついて眼を合わせ――――――― 見上げるくりくりの丸い目にくらりと陥落した 『あのね、ちょこれぇと一番なったのおめでとう!これお祝いの葉っぱなの』 「あ、ありがとう、ございます!」 どんなチョコよりプレゼントより 一枚の葉っぱが嬉しかった(いやもふもふとかぬいぐるみとか写真もうれしいけど) 撫で撫でと小さな背中を撫でていると『それでねぇ……』と卯白さんが体をもじもじと揺らして、キラキラの目で見上げられた か、かわっ、かわっっっ!!!! 『ちょ、ちょこ、一個卯白にもちょーだい?』 「喜んで!なんなら全部でも!」 『やったぁ!じゃあ利虎ちゃん人にしてー!ちょこ食べたいのぉ』 「え」 手の上でぴょんぴょんと跳ねる愛らしい愛らしい小さな毛玉 もっと触りたい撫でたいもふもふしたいのに……… 「わかり、ました……」 『うわーいっ!!』 私には無垢な眼差しから逃れることは出来なかった。 「り、利虎殿?おや卯白、来てたのか」 「うんっ、かーくんが利虎ちゃんのところ行ったらちょこ貰えるって言ってたから」 和虎、ある意味よくやりました。けれど帰ったらしばきます。 そんなことを心で呟きながら現れた來兎様にしがみついて頭を撫でられて えへへぇと、美味しそうに食べる卯白さんを(若干恨みがましい眼差しで)見ていた 『利虎<お菓子』 「利虎ちゃん、これ美味しいの!はいあげるー」 「あーんぐ、本当に美味しいですね」 「えへへ、もっと食べるぅ?」 「ありがとうございます。でも美味しいから卯白さんが食べてて良いですよ?」 「………こうしてると僕たち、親子みたいですね」 「っ!?」 (あんな笑顔で言うなんて反則だ………)
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