※Attention!!
11月2日発売のWJを読んでいない人には思っくそネタバレになります。
フランの師匠のネタバレがあります。
大丈夫という方だけお進み下さい。
「ちょっとフラン!早くしなさいよ!!」
「目付いてますかー。貴女の大量のバックやら靴やら服やら持ってやってんの誰だと思ってんですかー。」
もう、さっきから文句ばっかり。
本当にイライラする。
「使えない奴ねー。だいたい『持ってやってる』って何よ。女の子にそんな荷物持たせる男なんて男じゃないわ。」
「こんだけの荷物持たせておいて、労りの言葉一つもかけない女なんて女じゃないでーす。
犬ニーサンとくれば良かったじゃないですかー。あの人頭は犬並でもミーより力だけはあるんですからー。」
「犬も千種も仕事よ。」
そーよ、そうじゃなかったら誰がこんな奴と出掛けるかってのよ。
男は金よ。こんなヴァリアーの安い給料しか貰ってないようなお子ちゃまは駄目。
レディの扱いだってなってない。
だいたい、出掛ける時にあのデカイふざけた蛙の帽子を被って行こうとする時点でどうかしてるわ。
「ちょっと、何キョロキョロしてんのよ。」
「いや、何処からかナイフが飛んできそうな気がしてー・・・」
「はぁ?何言ってんのよ。」
「ここ、イタリアですしー、いつ堕王子が現れるか分からないじゃないですかー。こんな帽子被ってない所見られたら問答無用で殺されまーす。」
だから帽子被って出掛けようとしたのか。
聞けば聞くほど変な組織ね。仕事しないで遊んでるからろくな給料貰えないのよ。
「何だか霧が出てきたわね。あんたじゃないでしょうね。」
「まっさかー。ミーは何もしてませーん。あ、もしかしたら・・・」
そこで一旦言葉を区切るフラン。
何よ、勿体づけないではやく教えなさいよ。
「師匠だったりしてー・・・」
・・・・
「口開いてますよー」
「あんた、ばっかじゃないの!!骸ちゃんがこんな所に居る訳無いじゃない!!」
彼はいま、ヴィデンチェの牢獄に一人ぼっちで捕まってる。
犬や千種を庇って・・・
私じゃそんなの有り得ない。
考えただけでもぞっとするわ。
「今度のミーの仕事・・・」
「はぁ、今度は何よ!」
「師匠を脱獄させるんでーす。」
耳元でフランの声が響いた。
「・・・なっ!!!」
「嬉しいですかー?」
珍しくフランが笑っていた。
私の前を歩きだしたフランの横を通り、またフランの前に出る。
「そんな走ると転びますよー。」
「うるっさ・・・!!!」
道の段差に躓き前に倒れる。
ドサッと派手な音がしたわりには痛くない。
目を開けると目の前にフランの顔があった。
どうやら片手で私を受け止めたらしい。
「・・・お決まりってやつですかー・・・。」
「う、煩いわね!!///」
すぐにフランから離れる。
私より全然年下のくせに片手で私を受け止めるなんて・・・
「だいたいあんた・・・荷物は・・・」
「あ・・・」
後ろを振り返ると、荷物は全て地面に放り投げられていた。
「あー!!!ちょっと!!いくらしたと思ってんのよ!!!」
「不可抗力ですー・・・良いじゃないですかー怪我しなかっただけー。」
あぁ、服もバックも靴も駄目になっちゃったじゃない・・・
「ミーはバックや服なんかよりも貴女が怪我する方が嫌なんですよー」
「・・・もうっ、最低!!!///」
フランを置いて駆け出した。
リナリア
(嘘!嘘よ!!ドキッとしたなんて嘘!!!)
(ああ、素直じゃないですねー)
END
お久しぶりです。
10年後の千種がワインをラッパ飲みしていた事に驚きを隠せない蒼空です。
M・M可愛いですよね。
なんか最近NL小説ばっかネタ思いついてる気がする。
NL苦手なはずなのにおかしいよね。
まさかフランの師匠がむっくんだったなんて・・・
マーモンだと信じていたあの日々は・・・orz
でも、フラン受けなら誰でもいけんじゃね?とポジティブにいきたいと思います(フラン攻めはベルが受けだがな!!)(黙れ)。
フランが犬を犬ニーサンと呼んでいて悶えました。
M・Mネーサン
千種ニーサン
クロームネーサン
はい、大変萌えますね(^p^)
ジャンプにフランが再登場して本当に良かった。
使い捨てキャラじゃなかったんだな蛙!!(笑)
人気キャラランキングでは早速上位に踊り出て、
お母さん・・・本当に・・・嬉しいっ(泣)(ウゼッ)
フランの今後の活躍に期待ですwww
フランへの愛を語ると止まらなくなってしまった。
ちなみに、タイトルの「リナリア」の花言葉は『乱れる恋心』です。
骸←M・M(→)←フラン
みたいな。うん、なんてめんどくさい相関図。
ツンデレM・Mが書きたかっただけなのさっ。
よし、次柿Pいってみよう。
01/22−蒼空