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仕事の仲間達と飲み会をしている。
昨日、泣かせてしまったが、今日もちゃんと飯を作ってくれるはずだったのに、とマルコは少し不機嫌だった。



「あ?あれ、赤髪じゃねーか?」

サッチの言葉に入り口をチラリと見ると確かに赤髪が入ってきた。

「あれは、エースの弟に見えるな」

イゾウの言葉通り、エースの弟のルフィも一緒にいる。
後ろには嫁ではない美女2人と

「あれ?○○ちゃんじゃん」

サッチの言う通り、一番後ろには遠慮がちに入る○○の姿。

目で追うと、○○は赤髪の隣に腰を下ろした。

少しすると2人は話し合っている。

マルコはおもむろに立ち上がる。

「あれ?マルコ?」

サッチの不思議そうに声をマルコは背中で聞いた。



2人の会話が聞こえてくる。

「時期を見て、□□さんが相手ならもう一度考えても良い」

「ほ、本当ですか?」

「あァ、その代わり、あのネズミが関わらなければな」

「…………ありがとうございます」

「残念だけど、その必要はねェよい」

不機嫌さを隠す事なく低い声でマルコは2人の会話に入り込む。

「え?」

○○はマルコの姿にあんぐりと口を開いて見上げる。

「おっ!マルコじゃねーか?!うちに来ないか?」

「うるせェよい!!!」

いつものお決まりの言葉にシャンクスはケラケラと笑う。

「来い」

「え?あ!?」

マルコは○○の手を掴むとさっさと店を後にする。

○○が振り返ると楽しそうに笑うとロビンとシャンクスの顔があった。





「ちょっ?!マルコさん?!」

○○は引っ張られる様にして早足でマルコに着いていく。

「……」

マルコは無言のまま長い足を動かす。
仕方なく、○○はマルコの後ろを必死で追いかけた。





連れてこられたのはマルコのマンション。

玄関に放り込まれると、そのまま壁に押さえ込まれる。

「仕事の契約が取れればどんな男にも尻尾を振るのかい?」

マルコは睨み付ける様に○○を見る。

「…………あの、同僚も、いましたよ?」

怖いが、何とか口を開く。

「…………何であいつと一緒にいたんだよい」

「居酒屋の前で、私以外が知り合いでした」

○○はマルコの目を見たまま答える。

「偶然?」

「たまたま」

「……」

「……」

「……」

「……疑うのなら、マルコさんの好きにして良いですよ」

○○はぽつりと呟く。

「仕事の為かい?」

「…………自分の為」

○○は思考が酒のせいで付いて行かないなと考えた。

「私、マルコさんの事信じて良いんでしょうか?」

「……あァ」

マルコが真剣な顔で頷いた。

「私、マルコさんの事好きになって良いんでしょうか?」

○○はじっとマルコの目を見る。

「…………あァ」

マルコは頷くと○○に口付ける。

互いが互いを求める様に、舌を絡め、酸素を奪い合い、貪る様に口付ける。

「あっんん」

「はっ、また朝になったら忘れちまうのかよい?」

マルコは切なそうに眉間にシワを寄せた。

「……今日はそんなに飲んでないから、それは無理な話かも」

○○は潤んだ瞳で妖艶に笑った。

「そうかい」

マルコは軽く唇を重ねてから○○を横抱きにした。

「今日は帰せないよい」

「うん」

マルコは○○をベッドルームまで運ぶ。


マルコはベッドに○○を押し倒すと、再び口付ける。

「ん……は、マルコ……さん」

○○はマルコの首に腕を巻き付ける。

マルコはゆっくりと○○の体に手を這わす。

(何だろう……気持ち良い)

○○はマルコに触られた箇所がまるで熱を持ったみたいに熱くなる。

そして、腹の下辺りが疼くのを感じる。

○○はあまり喋らないマルコに翻弄される。





「……大丈夫かい?」

「んっ、気持ち、良いです」

「そうかよい」

「はっ、もっと……」

「…………」

(声だけでイキそうだよい)

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