05

「あー!さすがに飲み過ぎた!!」

エースが布団に大の字に寝転がった。

「ふふ、お疲れさま!」

要がにこにこと笑った。

「お前、本当に強いんだなー」

エースは要を引き寄せた。

「ちょ、ちょっとエース……」

エースの上に倒れ込んだ要は焦った。

「やっと2人っきりだ。良いだろ?」

エースの熱の籠った目に要は逆らえなかった。

「…………あーもー!」

エースが叫ぶと体を起こした。

「え?」

要が不思議そうにしていると廊下から物凄い足音が聞こえた。


ーーガチャッ!!


無遠慮に扉が開く。

「エース!要!トランプやろうぜー!!!」

ルフィとウソップが部屋に入ってきた。

「……仕方ねェか」

「ぷ、そうだね」

エースと要は笑い合うと、4人で夜通しトランプをしたのだった。











「寝たか?」

「うん」

幸子は子供を寝かし付けると窓際で晩酌をするシャンクスに近付いた。

「悪かったな。あまり相手してやれなくて」

シャンクスは幸子を抱き寄せた。

「ふふ、シャンクスは社長さんだからね。部下の事を気にしてあげて」

幸子はクスクスと笑った。

「……そうか」

シャンクスは幸子を背中から抱き締めると甘えるように頬を寄せた。

「あら、今日のシャンクスは甘えん坊さんなんだ?」

クスクスと幸子はシャンクスの赤い髪を撫でた。

「あァ。他の奴ら見てたらな」

シャンクスはクスリと笑った。

「マルコでさえ奥さんと後ろで手繋いでたしな」

シャンクスはつまらなそうに言う。

「ふふ、子供がいるとそっちに目が行っちゃうから、ごめんね?」

幸子は笑った。

「……仕方ねェな」

シャンクスはゆっくりと幸子に口付けた。









それぞれの社員旅行が終わって行った。

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