プロローグ

「エース君!」

もうその声で俺を呼ばないでくれ。

お前はあいつの隣で楽しそうに笑うんだ。

俺が何度も好きだと言っても、結婚してくれと頼んでも、結局はあいつを選んだんだ。

俺も今となっては納得する。



それでも、それでも、それでも、




もう、あんなに愛せる女に会える事は無いと思った。


それくらい愛してたんだよ





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