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「なー、これ面白いぞ!」

ルフィは○○にマンガ本を進める。

「いや、こっちのがオススメだ」

エースがルフィとは逆側で違うマンガ本を進める。

「へぇ、両方読んだ事ないなぁ」

○○は二冊のマンガを見比べる。

「そうなのか?今度貸してやるよ!」

ルフィはにししと笑う。

「本当?ありがとう」

○○はルフィに笑う。

「なら、こっちは俺が貸そう」

エースもそう言って笑う。

「エース君もありがとう」

○○がにこりと笑う。



30分ほどあーでもない、こーでもないと言って遊んでいる間に、○○とルフィとエースは仲良くなっていた。


「お、何か良いのあったか?」

シャンクスとサボは既に紙袋を持ってやって来た。

「おう!○○にマンガ貸す約束してたんだ!」

ルフィはにししとシャンクスに笑った。

「そうか、良かったな」

「はい!すっかりお友達になれました」

○○も楽しそうに笑う。

「なぁ、シャンクス!これから送ってくれないか?マンガを貸すにも、量が多くなりそうなんだ」

エースがシャンクスに言う。

「お、良いぞ。用がなければ今から行くか?」

シャンクスは車のキーを取り出した。

「やった!」

ルフィが嬉しそうに笑った。




5人で車に乗り込み、十分程で目的地に着いた。

「ただいまー!今取ってくる!」

ルフィがバタバタと二階にある自室へ走る。

「俺も取ってくる。サボ、茶でも出しててくれ」

「了解。どうぞこっちへ」

「おう!」

エースに言われ、サボが一階のリビングへとシャンクスと○○を通す。


「お邪魔します」

○○はちょっと戸惑いながらもサボとシャンクスに続いた。

「はい、麦茶」

「ありがとう」

サボから麦茶を受け取ると、喉を潤す様に飲む。

「美味しい」

「良かった」

サボはにこりと笑う。

バタバタと再び音がするとルフィが紙袋を持って降りてきた。

「これな!エースのもあるから続きは次に貸してやるから!」

ルフィは嬉しそうにドンッと紙袋を置いた。

「ありがとう!なんか、ごめんね?」

「気にすんな!」

ルフィはしししと笑う。

「後これな」

エースも同じ様に紙袋を床に置いた。

「ルフィ君もエース君もありがとう」

○○はふわりと笑うと2人は少し照れた様に笑う。

「おやぁ?エース君、珍しいな」

サボがニヤニヤと笑った。

「うるせェよ!!!」

エースはサボを思いきり睨んだ。

「ありがとうな。○○はまだこの辺に馴れてないんだ。仲良くしてやってくれな?」

シャンクスが笑顔で言う。

「おう!任せとけ!」

「あァ、分かった」

「宜しくな!」

ルフィ、エース、サボは頷いた。


プルルルルと、電話が鳴り始めた。

「家電か誰だろう?」

サボが電話を取る。

「はい、なんだじぃちゃんか。電源切れたって……。あぁ、今シャンクスさんが来てくる。うん。はーい」

サボは適当に電話を切る。

「じぃちゃんか?」

エースはサボを振り返る。

「おぅ。なんか、遅くなるから晩飯適当に食えってよ」

サボが電話の内容を伝える。

「なら、俺シャンクスと○○と一緒に食いたい!」

ルフィが元気よく手をあげる。

「おい、ルフィ。相手は一応新婚なんだ。遠慮しろ」

サボが呆れた様に笑う。

「俺は構わないよ」

シャンクスが笑いながらサボを見る。

「良いのか?」

エースが○○に聞く。

「え?うん。私からもお願いします」

○○はにっこりと笑った。

「やったー!」

「シャンクスさんの驕り!!」

「肉ぅ!!!」

3兄弟は楽しそうに声を出した。

「驕りかよ!!!」

シャンクスはそう言いながらも楽しそうに笑った。





「何が食いたい?」

「俺、バギーのラーメン!」

「あー、さっき食った」

「肉!」

「焼肉食べ放題の店が出来たよ」

「なら、そこ行くか?焼肉ならビールだな!よし、車置きに行ってくる!」

(この人本気だ……)

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