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※18禁とは行かないまでも、ベッドの中で会話しております。苦手な方はご注意下さい。
一体何回したのか、途中から数えられなくなった。
シャンクスの手に、唇に、舌に、全てに翻弄され○○の体は震えていた。
10年と1週間待たされたと言われ、半場無理矢理シャンクスに抱かれ続けた○○。
声も枯れ、体も動かない程に疲れ果てていた。
○○が目を覚ます。
日はまだ高かった。
「起きたか?」
すぐにシャンクスが声をかける。
「…………」
○○は声が出せずに頷いた。
「はは、可愛いな」
シャンクスは嬉しそうに○○を抱き寄せた。
「っ!シャン……クス」
○○は真っ赤な顔をしてシャンクスの胸板に顔を寄せた。
「○○。悪かったな、あの時気絶しちまって」
シャンクスはぎゅっと○○を抱き締めた。
「え?ううん!私こそ、力が無かったからシャンクスを離しちゃって……」
○○は首を横に振った。
「……あの後どうしてたんだ?なんで鷹の目と一緒にいたんだ?」
シャンクスの言葉に○○はゆっくりと語り始めた。
まずはレストランバルティエにてサンジに拾われた事。
そして、ゼフやルフィ達に会った事。
「赤足のゼフか」
シャンクスはぽつりと呟いた。
「知ってるの?」
○○はうつ伏せのまま体を起こした。
「ああ、有名だな」
シャンクスは頷いた。
「そうだったんだ」
○○はそれからすぐに鷹の目に拐われた事。
「そうそう、四皇と言えば、白髭海賊団の……エースくんとマルコさんとサッチさんって人達にも会ったよ」
○○が言う。
「……隊長達じゃないか」
シャンクスが眉間にシワを寄せた。
「隊長?そのひとたちに助けて貰ったの」
○○が詳しく話す。
「……そうか。今度会ったら礼でも言わないとな」
シャンクスは難しい顔のまま唸った。
「シャンクスと良い、マルコさんと良い、こっちの人は強引な人が多いよね」
クスクスと笑う○○をシャンクスが睨み付けた。
「……何があった?」
しまったと思った時は遅かった。
すでにシャンクスによってまたベッドへ押し倒される。
「しゃ、シャンクス!もー無理」
「何されたんだよ」
シャンクスは○○を獣の顔付きで見る。
「だ、だから……」
○○は恐る恐るマルコに誘われた事を言う。
「も、もちろん行ってないよ!」
○○は慌てて付け加える。
「だが、鷹の目とはずっと一緒にいたんだろ?」
シャンクスの目が細くなる。
「…………。しゃ、シャンクスだって10年」
○○は不貞腐れた様に声を出す。
「…………そ、そりゃ俺だって男だからな。他の女も抱いたさ」
シャンクスは○○から目を反らさずに言う。
「っ……」
「だがな、抱いた女には悪いが、俺が抱いてたのはいつもお前だ」
「へ?」
シャンクスはニヤリと笑った。
「“○○”って名前の女を抱いたり、お前の声に似た女だったり、そんなんばかりだ」
シャンクスは苦笑した。
「っ!シャん」
シャンクスの指が○○に入る。
「こんなオッサンが変か?10年も同じ女を思い続けて」
「はっん」
「なぁ、○○」
「やっ」
「嫌じゃないだろ?」
「んん、あ!」
「もっと俺を感じろよ」
「しゃ、ん、くす」
「くっ、○○」
シャンクスはゆっくりと○○の中に入る。
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