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R-18
とまでは行かないかも知れませんが、強姦チックな話になってます。

前回の続きです。

シードがちょっと悪人ぽいです。

その様な話が苦手な方や、18歳未満な方はご遠慮願います。


読む、読まないは自己責任でお願いします。ので、読まれた後の苦情は受け付けません。



では、大丈夫な方だけお進み下さいませ♪
















「こっちも邪魔だな」

シードは右手で剣を引き抜く。

「……」

何をするのか、もう恐怖しかない○○は怯えきってシードの行動を見た。


「怪我したくなきゃ、動くなよ」

シードはチラリと○○の顔を見た後、剣を○○のズボンの腰の部分に滑り込ませた。


そして、

ーーーザッ


と言う音と共にズボンの左足の側面は切れ落ちた。

「っーー!!」

声の出ない悲鳴で○○は叫んでいた。

「よっと」

シードは気にせず○○の下着の中へと指を入れる。

「いっ!!」

「うーん、まぁ、少し濡れてるか……」

○○の辛そうな顔を少し気にはするものの、確認だけすると、すぐに指を抜く。

「おーい、このまま入れたら痛い……よな?」

シードはあっけらかんと○○を見下ろす。

「あ、たり前、でしょ」

○○は何とかそう口にする。

「へへ。頑張るねぇ。強気なお前も良いな」

シードはニヤリと笑うと、愛撫を再開する。


○○は時折持っていかれそうな感覚に陥りながらも、頭の中は少しだけ冷静さを取り戻していた。


アップルはちゃんと逃げ切れただろうか?
レオナやバーバラはどうしただろうか?
ピリカとU主、ジョウイ、ナナミは会えただろうか?
傭兵達は……何人残れただろうか?


ビクトール、フリックは無事だろうか?



「ん!っあ!」

「へぇ、考え事とは、余裕じゃねーか」

シードは○○の表情を敏感にキャッチして、攻めた。

「あー、もう、良いや。入れるわ。俺も結構限界だ」

シードは笑いながら○○のズボンを引き千切り、投げ捨てた。

「え?!や、やだ!」

○○はシードの言葉に反応を示した。

「大丈夫だって、足りなかったら2回でも3回でもしてやるからな!」

シードはニヤリと笑う。

「満足するまで」

シードの低い声に○○はゾッとした。

一体いつまで続くのか?

ちゃんと終わるのか?


生きて逃げ切れるのか?


「や!嫌!!離して!!」

○○は気が付くと力の限り叫んでいた。

「お、おい、急に元気になるなって。よっと」

シードは言いながら○○の腕を解放すると、今度はその手で○○の右足を難なく持ち上げた。

「や!止めてよ!!」

○○は叫ぶが、シードは気にした素振りも見せずに開いた右手で下着の中へと指を入れる。

「んっ!」

「あー、少し慣らすかぁ」

静かになった○○に気分を良くして、指を抜き挿しするシード。

「ん、んっ!」

「お、大丈夫、大丈夫!ちゃんと、濡れてきた」

楽しそうに笑うとシードは指の数を増やして行く。

2本、3本と。


「う、ん」

○○は声が出るのが悔しくて、自分の手で口を押さえていた。
空いている手は、シードの肩を掴み、必死に耐えている。

「おい、押さえるなよ」

「やっ!」

シードはそれに気が付くと○○の手を口から退かせた。

「よし、もう、充分だろ」

シードはそう言いながら指を引き抜いた。

「んんっ」

「そう、残念そうな声出すなよ。もっと良いの入れてやるから」

シードはニヤリと笑うと、自らの服に手をかけ始める。


朦朧とする頭の中で○○は必死に考える。

このままシードの侵入を許してしまえば、何故か二度とビクトールやフリックに会えない気がした。


「やっ!ダメ!!離してぇ!!」

必死に○○は声を張り上げた。

「ほら、いい加減観念しろって」

シードは少し狼狽えながらも、○○の動きを易々と封じる。

「入れるぞー」

「や、やだ、やだ、やだぁ!!」

シードを引き離そうと必死に両手で押すが、全く効果はない。
それならばと必死に声もあげた。

「い、いやぁぁぁぁ!!!」

下半身に違和感を感じ、目を瞑り、思いきり叫んだ。






ーーーガツンッ



「ぐはっ!!」

シードが○○の目の前から消えた。
それどころか、数メートル離れた場所で転がっている。


そして、目の前には青い人影。



「ふりっく……」

○○は朦朧とした意識の中で幻覚を見ているのかと思っていた。
草陰から物凄いスピードで走り寄ってきたフリックが、勢いそのままにシードを蹴り飛ばし、シードから○○を、隠す様に立っている。

「無事……か?」

背を向けたフリックが○○へと視線だけ向ける。
破かれたシャツからは白い素肌が隠れずに見え、ズボンは近くに投げ棄てられていた。

その様子にフリックは怒りを感じていた。

「う……ん」

○○は何とか頷くと、自分の姿に慌てて近くに転がるリュックサックを拾い上げて、抱え込んだ。

「これでも被ってろ」

フリックは自らのマントを取ると、○○へと投げて寄越した。

「うん」

○○はその大きめのマントを体に巻き付けた。



「いってぇー」

フリックの登場で安心しかけた○○だったが、シードの声にビクリと体を恐怖で震わせる。

シードは蹴られた横っ腹を擦りながら、服装を正すと、立ち上がった。

「なんだよ、お前!良い所だったのによー」

ふて腐れた様に口を尖らせながらフリックを睨み付けた。

「貴様は戦場に女漁りに来ているのか!?良いご身分だな」

「あぁん?」

怒気を孕んだフリックの声にシードが苛つく様に対峙する。

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