おまけ

「ただいまー」

シャンクスがドアを開けて声を出す。

「お帰りなさい!」

部屋の奥から嬉しそうに飛鳥が出てきた。

「飛鳥、イイ子にしてたか?」

シャンクスは靴を脱いで上がり、飛鳥の頭をぽんぽんと軽く叩く。

「ふふ、はい」

飛鳥は可笑しそうに笑った。

「そいつは偉いな」

だっはっはっ!とシャンクスが笑う。





『で?あのドフラミンゴや赤髪シャンクスなんて大物を次々に虜にしちまう飛鳥ってのはどんな具合なんだ?』





急にシャンクスの頭の中にヤソップの言葉が甦る。

「お風呂にする?ご飯にする?」

飛鳥がにこにこと笑う。

それは警戒心のない可愛らしい笑顔だ。

それにシャンクスがごくりと喉を鳴らした。

「もう一声だな、飛鳥」

「へ?」

シャンクスは飛鳥の肩を抱くように歩き出す。

「あ、あの、シャンクスさん?今日はカレー……」

「なら、温めるだけだからいつでも良いよな?」

ニヤリと笑うシャンクスの笑顔に飛鳥の背中はぞくりとした。

「しゃ、シャンクスさん!体冷えてますよ?お風呂に……」

「なら」

くりるとシャンクスが飛鳥と正面から向き直る。

「飛鳥が暖めてくれんだろ?」

シャンクスはそう言うと静かに飛鳥に口付けた。









「よう!お頭!今日も機嫌良さそうだな!」

「ヤソップか?」

「子供はいいぞー、お頭!」

「そうだな」

「だろ?だろ?!息子最高!」

「女の子だろ?!」

「それも良いな!」

「だろ?飛鳥似の女の子!」

「あんた、デレデレの親バカになりそうだよな!」

「そんな事」

「あるぞ!絶対な!」

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