幸せすぎて
「啓太、どう?まだ痛むか?」
「い、痛むかってなあ和希!!」
「あははっごめんごめん♪」
そう言うと和希はちゅっと軽く口付けて、「ね?」と微笑む。
こんなことで、いちいち顔を朱色に染めてしまうから、質が悪い。
「ばかずき」
それがなんだか悔しくて、和希を見て、俺は頬を膨らませた。
「お、おい!ばかずきはないだろ、啓太」
「ばか……ふふっ」
本気で困った顔をする和希がなんだか可愛くて俺は思わず笑ってしまう。
そんな俺を見て、今度は和希がご機嫌ナナメになる番。
「笑うなよな」
「ごめんって!冗談」
「やだ、許さない」
そう言うと、和希は俺をベットに押し倒す。
「ええっ?!」
「啓太、愛してるよ」
「んぁ……」
やっぱり、和希には敵わないなあなんて思いながら深い口づけに酔いしれた。
ふいに、少し息が苦しくなって、咳き込む。
「大丈夫か?無理させすぎたか?」
和希が不安そうにこちらを見つめる。
違うよ和希。
俺はキスが苦しかったんじゃなくて。
今が幸せすぎて、なんだか泣いてしまいそうになったから――……。
「大丈夫だよ、和希」
安心させる言葉が見つからなくて、代わりに今度は俺から唇を押し付けた。
「啓太?!//」
「和希、大好きだよ」
俺が言うと和希は照れくさそうに斜め上を見つめて頬をかくと、「俺もだよ」と頷いた。
end
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和啓!和啓!
最近和希が愛しくてどうしようね←
啓太に甘い和希が大好きなんです。
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