「名前さん今日も素敵なお尻ですね」

おかしい。朝の挨拶ってもっと清々しくて、こう、今日一日頑張ろう!とか思える魔法の言葉でしょう?それなのに朝から「素敵なお尻ですね」なんて言われて尻撫でられて全然清々しさも健全さもないよ黒子くん。もう私学校来た瞬間に帰りたくなったよ。

「その美しいお尻を覆っている素敵なお召し物の色と柄をぜひ教えて欲しいです」
「パンツか、パンツの事言ってんだろ!!」
「名前さん駄目ですよ!!パンツだって素敵なお召し物です!!特に名前さんのパンツはプレミア級なんですからね!」
「私のパンツにプレミア付けんのお前位だわ!!!」

黒子くんはそっぽ向いて舌打ちした。こ、こいつさっきまでの大らかな対応はどこ行きやがった!!
黒子は盛大に溜め息をつくと名前に向かい手を差し伸べた。

「じゃあなんて言えばパンツくれるんですか!?パンツください!!」
「直球すぎるわ!!」
「だって名前さんいつまでたってもくれないじゃないですか」
「そ、それは…だって…その…」
「隙あり、です!!」

その瞬間、黒子くんが素早く私のスカートに手を伸ばし裾の部分を掴み思いっきり腕を振り上げた。フワッとスカートは勢い良い広がり中のパンツが丸見えになった。

「ギャアアアアア!!」
「黒のレース…今まで見たことありませんね。新品ですね!?匂いを嗅がせて下さい確かめます!!」
「ヤメロ!やめっ…あう…」
「名前さん、これ新品ですよ。なぜ使用済みを履いてきてくれないんですか!?」
「も、黒子く、くすぐったいし…恥ずかしいか、らっ」
「いや、でも現に名前さんは今このパンツを履いている訳ですからもう使用済みになりますね。名前さんのパンツ…はぁっ…」

黒子くんは私の太股を手で固定し自らの顔をスカートの中に突っ込みパンツの匂いを嗅ぐ。黒子くんの荒い息が吹きかかりなんだかこっちまで変な気分になってしまう。
この行為は変態通りこしてもはや犯罪である。訴えたら勝てそうな気がする!!

「名前さんパンツ下さい」
「嫌で、す!!もういい加減頭退けろ!!」
「名前さん素直じゃないですね。そこがまた可愛いです」
「なっ…なにが」
「大丈夫ですよ。名前さんがパンツくれなくても自力で奪いますから、ね」

手首を掴まれ机の上へと押し倒される。私と黒子くんだけの早朝の朝。人影は見当たらない。ゴクリと生唾を飲み黒い笑顔で笑う彼を見た。

「濡れてましたよ、名前さん。こうしたかったんでしょう?」
「…るっさい離せ変態!!」
「名前さんのパンツ、僕が脱がしてあげますからね」

黒子くんは私のスカートに手を回し、悪どい笑顔でニコリと微笑んだ。



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -