※単行本未登場キャラ有り
※FBネタ少し有り
※キャラ崩壊、キャラ崩壊









帝光中学バスケットボール部。
輝かしい歴史の中に10年に一人の変人が五人同時にいた世代は「(ある意味)キセキの世代」と呼ばれていた。
キセキの世代の五人の中には…あ、すいません実は六人います。
しかしみんなは知らない。本当のキセキの世代の姿を見たことがある人物は少ないのだ。なぜならキセキの世代六人の本当の姿は……


「おいおいそこの可愛い名前ちゃん!どう?俺と一緒にお茶しない?」
「ごめんね灰崎くん。私今お金無いから無理だよ」
「んなこたぁどうでもいいから…オラ、行くぞ」
「い、いた〜い!灰崎くんこわ〜い!えーん!」
「なっ!嘘泣きしてんじゃねぇよ!可愛いとか思ってねぇからな!」
「えーん…こわいよー…助けてよーキセキレンジャー」
「なんだその棒読み…ぐへっ!!」


「この神聖なる帝光中学校バスケットボール部で誰かが泣いてる声がする!」

「可愛い子ちゃんを虐める悪いクソ野郎にはお仕置きっスよ!」

「そ、その声は……!」

「「「「「「とうっ」」」」」」


突然体育館が光りその中から現れたのは……!


お菓子は常に常備!まいう棒で俺は強くなる!見た目は巨神兵、中身は子供!
「キセキパープルだよ〜…アララこれはイケるわ」

存在感がミスディレクション!俺の体内の80%はバニラシェイクだぜ!
「そんな事ないです。…あ、キセキブラックです」

おはあさ信者のインテリ系下睫毛眼鏡くん!人事を尽くして天命を待つ!
「………キセキグリーンなのだよ」

肌が黒いのは外で積んだ修行の証さ!ガングロだなんて言わせない!おっぱい大好き!
「キセキブルー!!ってか何だよこのキャッチフレーズ!」

告白された女の数はまさに星のよう!俺に惚れると火傷するぜ?モデル(笑)もこなす大型犬!
「キセキイエローっス!…みんなの視線が怖いっス」

個性派まとめる頼れるリーダー!俺様何様赤司様!俺の辞書には勝利の二文字のみ!他人の不幸は密の味!
「キセキレッド!!!」

「「「「「「六人合わせて!我らキセキ戦隊テイコウジャー!!」」」」」」


「…………灰崎くん逃げほうがいいよ」
「なっ、なんだよお前ら!頭おかしいんじゃねぇーの!?」
「名前を泣かせる奴は誰であろうと殺す」
「いやいや私泣かされてないし…」
「赤司っち!さっさとやっちゃいましょう」
「おい黄瀬…俺は今レッドだ!」
「あ、すんませんっス!」
「レッド…灰崎くん逃げちゃいますけど」
「ハッ!まずい!パープル通せんぼだ!」
「了解〜」


入口付近にいたパープルが灰崎の行く手を塞ぐ。

「グリーンっち、ブラックっちあの作戦お願いするっス」
「任せるのだよ」
「了解しました。」
「うおっ…てめえら何してんだ、よ!」
「必殺ズボン下ろしです」
「黒子テメエエエエ!!」
「暴れるな灰崎、まぁこれでも飲んどくのだよ」
「は…テメ…緑間!ぐっほ!ぐ、くるし…テメッ…」
「必殺お汁粉攻撃なのだよ」


ブラックとグリーンの活躍により、なんともまぁ灰崎くんはパンツ姿で顔や口がお汁粉まみれの見るに耐えない姿になってしまった。


「よっしゃ行くぞ黄瀬!」
「だからイエローっスよ!!」
「オラァ!灰崎食らえ!」
「必殺、顔面水風船っス!」
「おまけにザリガニもくれてやるよ」
「…ぶふぉ!!」


黄瀬の投げた色とりどりの水風船が灰崎くんの顔面にクリーンヒットした。どうやら水風船の中にザリガニを仕掛けていたらしく灰崎くんの頬に何匹かがくっ付いている……ああ挟まれてる…痛そう。

「成る程…水中で暮らすザリガニを使ったら水風船との相性はバッチリという訳か…考えたなブルー、イエロー」
「いや絶対違うでしょ!?ブルーが只単にザリガニ好きなだけでしょアレ!!ていうか赤司止めてよ!あんた主将じゃん!!」
「フッ……名前、随分と怖い思いをしたんだね。だけど大丈夫これでトドメさ」
「おいコラ話し聞けよ」


「…敦!灰崎を抑えろ!」赤司が紫原に命令すると紫原は灰崎を羽交い締めにし、赤司の方へと連れてきた。
灰崎くんはパンツ姿で顔面にはお汁粉とザリガニが張り付いており頭やシャツは水風船のせいでビッショリと濡れていた。


「灰崎…観念しろ」
「…っ!赤司テメェ!」
「………灰崎、少し前髪が伸びたな」
「は?おっ、おい、何だよ…そのハサミは!やっ、やめ、やめろ!」
「…名前を虐める奴は誰でも殺す」


ジャキン
赤司の豪快なハサミと灰崎の悲鳴が聞こえたのはほぼ同時だった。





「これで今日もまた帝光中学バスケットボール部の危機は救われたな」
「ただの集団リンチにしか見えなかったけど…!」

「名前っち大丈夫っスか?困った時はまたいつでも助けを呼ぶっス!」
「私、渡された台本を読んだだけですけど」

「灰崎くんはもう名前さんに寄って来ないと思いますよ」
「うん、絶対引かれたもんね」

「フン…ま、まぁ次も助けてやらん事もないのだよ」
「ありがとう、丁重にお断りします」

「報酬はマイちゃんの写真集でいいぜ」
「正義の味方が見返り求めんなよ!!」

「名前ちん、お腹減った〜」
「はいはい、まいう棒あげるから」

「名前愛してるよ」
「……もう私バスケ部やめたい」



今日もキセキ戦隊テイコウジャーのお陰で帝光中学の平和は守られた!
そう…これが帝光中学バスケ部キセキの世代の本当の姿なのだ!

ゆけ!テイコウジャー!
戦え!テイコウジャー!
みんなの笑顔を守る為に!


「お前ら全員バスケしろよ!!!!」